全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 準々決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
M.チリッチ (7)クロアチア |
6 | 4 | 6 5 | 6 | 4 | 2 |
錦織 圭 (21)日本 |
2 | 6 | 7 7 | 4 | 6 | 3 |
フルセットの末、ライバル相手にリベンジ達成!2年ぶりの全米ベスト4進出!
戦評
テニスの全米オープン第10日は6日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(アーサー・アッシュ・スタジアム/センターコート)で行われ、男子シングルス準々決勝で第21シードの日本の錦織圭(日清食品)が、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。4時間8分におよぶ激闘を、2-6、6-4、7-6(7-5)、4-6、6-4のフルセットで勝利し、2016年以来2年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。
第1セット、序盤から両者は激しい打ち合いを展開。第4ゲームで錦織がブレークを許すと、ゲームカウント2-5で迎えた第8ゲーム、30-40のセットポイントのラリー戦で錦織のショットがネットにかかり、第1セットを先取される。第2セットも強烈なサービスで圧してくるチリッチに攻勢を許し、錦織は第6ゲームでサービスゲームを落としてしまう。しかし、ここからミスが続いたチリッチの隙をつき第7ゲームから4ゲームを連取し、セットカウント1-1のイーブンに。
第3セットも流れは錦織。チリッチから第1ゲームでブレークに成功する。しかし第8ゲームをラブゲームでブレークバックされるとタイブレークへ突入。ここで2本連続のダブルフォルトのミスを重ねたチリッチから、最後は錦織がリターンエースを決めてセットカウント2-1と逆転する。
第4セットはチリッチが再び息を吹き返し、セットカウントは2-2へ。フルセットにもつれた激闘は、第5セットに錦織が再び気迫のこもったプレーを展開。両者1ブレークでゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム。マッチポイントを握った錦織がリターンエースを決めてブレークを奪い勝利。
2014年の全米オープン決勝のリベンジを果たした。「なるべく過去を考えずにやったけど、相手のサービスゲームでもチャンスは来ると思った。最後は集中して、どっちに来ても良いように準備していた。」と試合後のインタビューで振り返った錦織。
準決勝は、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と世界ランク55位のジョン・ミルマン(オーストラリア)の勝者と対戦する。
ゲーム経過 |
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M.チリッチ |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第5セット総評
最終セットも第3ゲームまでお互いのサービスゲームをキープ。迎えた第4ゲーム。錦織は0-40と絶好のブレークチャンスを掴む。2ポイントを返されるも、相手にプレッシャーを与えてミスを誘いブレークに成功する。ゲームカウントを4-1として第6ゲームへ突入。ブレークポイントを握るが、ここはチリッチにセーブされる。すると第7ゲームで粘るチリッチにデュースの末、ブレークバックを許してしまう。錦織は第8ゲームで30-40と再びブレークのチャンス。しかし、チリッチの強烈なサービスに対応できずにゲームカウントはイーブンに。5-4で迎えた第10ゲーム。40-15とマッチポイントを握ると、最後は見事なリターンエースでブレークに成功し、4時間を超える熱戦に終止符を打った。