全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
J.デルポトロ (3)アルゼンチン |
3 | 6 4 | 3 | 0 | ||
N.ジョコビッチ (6)セルビア |
6 | 7 7 | 6 | 3 |
第9ゲームはN.ジョコビッチがキープ。第3セットを6-3で制し、自身3度目の全米王者!
戦評
全米オープン(米国・ニューヨーク/ハード)の大会14日目、男子シングルス決勝は9日(日本時間10日)、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(アーサー・アッシュ・スタジアム)で行われ、第3シードのフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が対戦。
ジョコビッチが6-3、7-6(7-4)、6-3のセットカウント3-0でデルポトロを破り、3年ぶり3度目となる全米オープン制覇を成し遂げた。ジョコビッチはグランドスラム通算14勝目。デルポトロは2009年の全米以来となる、2度目のグランドスラム制覇を逃した。
一撃でラケットを押し込み、観客を魅了するフォアハンドの威力ではデルポトロに分があったが、コートカバー範囲の広さ、ショットのコースを読む洞察力でジョコビッチがポイントを重ねた。デルポトロのサービスエースは6本を数えたが、200キロを超える強烈なサービスに対し、ジョコビッチはベースラインから下がって対応。主導権を与えなかった。ケガから復活した31歳の試合巧者が、また一つ大きな栄光を手中にした。
ゲーム経過 |
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J.デルポトロ |
N.ジョコビッチ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
ジョコビッチのサービスで始まった第3セット。静寂を取り戻した会場に、両者のバリエーションに富んだショットが弾む。深く、速いストロークに加え、スライスやドロップショットで互いの体力を奪い合う。第4ゲーム、デュースから22本のラリーを制したジョコビッチがブレーク。しかし第5ゲームはデルポトロが粘り強さを見せ、すぐさまブレークバック。第8ゲームはデルポトロが、この試合唯一のダブルフォルトで15-40と窮地に立たされると、再び自らのミスショットでブレークを許す。ジョコビッチのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第9ゲームは、ジョコビッチがキープ。6-3で第3セットを制し、3年ぶり3度目の全米王者に輝いた。