全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 4回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
P.カレノブスタ (23)スペイン |
7 10 | 6 | 6 4 | 4 | 6 8 | 2 |
錦織 圭 (8)日本 |
6 8 | 4 | 7 7 | 6 | 7 10 | 3 |
錦織がフルセットの激戦を制して準々決勝へ進出
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月14日~1月27日/ハード)の男子シングルス4回戦で、第8シードで世界ランキング9位の錦織圭(日清食品)と、第23シードで世界ランキング23位のパブロ・カレノブスタ(スペイン)が対戦。セットカウント3-2(6-7、4-6、7-6、6-4、7-6)で錦織がカレノブスタに勝利し、準々決勝進出を決めた。
第2セットまではカレノブスタのペースで進み、錦織は得意のストロークでも圧倒される厳しい展開で2セットダウン。
第3セット、あとがない錦織は徐々にペースを掴み始める。先にブレークを許したものの、直後にブレークバック。その後タイブレークに持ち込んだ錦織が1セットを取り返す。
第4セットは完全に錦織のペース。カレノブスタに1度もリードを許すことなく第4セットを獲得し、セットカウント2-2とする。
最終セットも錦織がペースを掴み、1ブレークアップのままサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム。カレノブスタにブレークバックを許し、試合はタイブレークに突入。一時はリードを許した錦織だったが、最後は5連続ポイントでタイブレークを制し、準々決勝進出を決めた。試合時間は5時間5分。
試合後に錦織は「タフな試合を勝ててよかった」と2セットダウンからの大逆転勝利を振り返った。錦織は準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
ゲーム経過 |
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P.カレノブスタ |
錦織 圭 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   |   | ||||||
  |   |   |   |   |   |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第5セット総評
第1、2ゲームを互いにキープして迎えた第3ゲーム、錦織は0-40とブレークのチャンスを得る。カレノブスタが2ポイントを返すが、最後は錦織がリターンエースでブレークに成功する。第4ゲームからはまた互いのキープが続き、5-4と錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム。激しいストローク戦となったが、錦織は15-40とブレークポイントを握られてしまう。その後1本を凌ぐもブレークバックを許し5-5のイーブンに。第11ゲームではカレノブスタが今日最速となる198キロのサービスを繰り出してキープ。第12ゲームは錦織が意地を見せてキープとし、試合は10ポイント先取制のタイブレークに突入。譲らない両者、序盤は同じようにポイントを重ねるが、中盤にカレノブスタが抜け出し、5-8と錦織に3ポイントの差をつける。絶体絶命の錦織だったが、ここから怒涛の5連続ポイントで10-8と逆転。最終セットのタイブレークを制し、5時間を超える試合に終止符を打った。