全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
D.ティエム (5)オーストリア |
4 | 6 | 6 | 3 | 4 | 2 |
N.ジョコビッチ (2)セルビア |
6 | 4 | 2 | 6 | 6 | 3 |
ジョコビッチが2年連続、8度目の優勝を決めた!
戦評
全豪オープン(グランドスラム/オーストラリア・メルボルン/1月20日~2月3日/ハード)男子シングルスの決勝戦は、第5シードのドミニク・ティエム(オーストリア)と第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が対戦。ジョコビッチがセットカウント3-2(6-4、4-6、2-6、6-3、6-4)のフルセットの末にティエムを破り、2年連続8度目となる全豪オープン優勝を決めた。
第1セットはジョコビッチが今大会好調なサービスを軸に、スキのないテニスを展開。先にリードを奪うと、1度はティエムにブレークバックを許すも、最後はティエムのダブルフォルトで2度目のブレーク。ジョコビッチが6-4で第1セットを先取した。
第2セットも一進一退。しかしジョコビッチがブレークバックした直後の第9ゲーム、15-40と再びブレークのピンチを迎えたジョコビッチ。ここでタイムバイオレーションを取られてしまい、ファーストサービスを失ってしまう。この機を逃さなかったティエムがこのゲームをブレーク。そのまま第2セットを獲得した。
第3セットではジョコビッチが足を気にする様子が見られ、プレイに精彩を欠く。ティエムが立ち上がりから4ゲームを連取し、このセットを6-2で獲得する。
このままティエムが押し切るかと思われた第4セット。ジョコビッチが速い攻撃を仕掛けるようになる。それが見事に決まって息を吹き返したジョコビッチは、終盤の第8ゲームでブレークに成功する。セットカウント2-2となり、勝負は最終セットへ。
終盤、疲労からミスが増えてきたティエムに対し、ジョコビッチは勝負どころで凄まじい集中力を見せる。第3ゲームで1ブレークアップとすると、直後のティエムの反撃をしのぎ切る。その後は互いに譲らないサービスキープ合戦。5-4で迎えた第10ゲームをキープしたジョコビッチが最終セットを制し、フルセットの戦いに終止符。2年連続、8度目となる優勝を決めた。
ゲーム経過 |
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D.ティエム |
N.ジョコビッチ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第5セット総評
最終セットで先にリードを取ったのはジョコビッチ。第3ゲームでティエムのミスを見逃さず1ブレークアップとする。直後の第4ゲームではティエムに2度のブレークポイントを握られるも、これをセーブしたジョコビッチ。その後はミスの少ないプレイでティエムに反撃の糸口を与えない。サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップで迎えた第10ゲームも、15-15から3ポイント連続でティエムのミスを誘い、最後はティエムのフォアハンドがアウト。この瞬間、ジョコビッチの2年連続8度目となる優勝が決まった。