全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
D.メドベージェフ (3)ロシア |
2 | 6 7 | 6 5 | 0 | ||
D.ティエム (2)オーストリア |
6 | 7 9 | 7 7 | 3 |
ティエムが大会初の決勝進出!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハード)男子シングルス準決勝。第2試合は世界ランク5位のダニル メドベージェフと、同3位のドミニク ティエムが対戦。ティエムが6-2、7-6(9-7)、7-6(7-5)のセットカウント3-0でメドベージェフを破り、大会初の決勝進出を決めた。
第1セットは互いにサービスを警戒して、ベースラインから大きく下がって対応。ドロップショットやスライスを使いながら、隙を窺う。サービスキープが続いた第6ゲーム、メドベージェフがチャレンジを要求するも認められず。このゲームでブレークを許したメドベージェフは集中力を欠き、第8ゲームでもブレークされる。結果、ティエムが6-2でこのセットを制した。
第2セットはメドベージェフのブレークで幕開け。第2ゲーム以降はサービスキープが続き、メドベージェフはゲームカウント5-4で第10ゲームへ。しかし、サービング・フォー・ザ・セットとなったこのゲームを落とし、タイブレークへともつれ込む。フォアハンドを広く散らすメドベージェフに対し、コートカバーで食らいつくティエム。最後はメドベージェフのフォアハンドがネットにかかり、息を呑むラリーはティエムに軍配。
第3セットは、開始直前にメディカルタイムアウトを取ったティエムに対し、メドベージェフが攻勢。第2ゲームでブレークすると、2度のラブゲームキープを重ね、ゲームカウント5-3で第9ゲームへ。しかし、またしてもメドベージェフはサービング・フォー・ザ・セットとなったこのゲームを落とす。再びのタイブレークへと突入したこのセットはティエムがもぎ取り、ストレート勝ちを収めた。
ゲーム経過 |
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D.メドベージェフ |
D.ティエム |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   |   | ||||||
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはメドベージェフが2本のサービスエースを決めてキープ。第2ゲームは巧みなドロップショットを決めたメドベージェフが、ブレークに成功。第3ゲームはメドベージェフがラブゲームでキープする。第4ゲームはティエムがラブゲームでキープ。第5ゲームはメドベージェフが3度のデュースの末に、キープ。ティエムはコートに足を取られて転倒する場面が見られた。第6ゲームはティエムがキープする。
第7ゲームはメドベージェフがラブゲームでキープ。第8ゲームはティエムがキープ。そしてメドベージェフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームは、ティエムが驚異の粘りでブレークする。そのまま第10ゲームをキープしたティエムだったが、第11ゲームはメドベージェフがラブゲームでキープ。第12ゲームはティエムがこの試合2本目のサービスエースを決めて、キープ。第2セットに続き、タイブレークへ突入する。
ここでもティエムの粘りが際立ち、4ポイントを先取。メドベージェフもサーブアンドボレーを決めて食い下がるが、最後はフォアハンドがネットにかかり、2時間55分の戦いにピリオド。ティエムが今大会初の決勝進出を果たした。