全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
A.ズベレフ (5)ドイツ |
6 | 6 | 4 | 3 | 6 6 | 2 |
D.ティエム (2)オーストリア |
2 | 4 | 6 | 6 | 7 8 | 3 |
ティエムがグランドスラム初優勝!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハード)男子シングルス決勝。世界ランク7位のアレキサンダー ズベレフと、同3位のドミニク ティエムの対戦は、ティエムが2-6、4-6、6-4、6-3、7-6(8-6)のセットカウント3-2でズベレフを破り、グランドスラム初優勝を飾った。
第1セットはズベレフが圧巻のプレー。第3ゲームで果敢にネットプレーを仕掛けてブレークすると、第4、第6ゲームをラブゲームでキープ。第7ゲームでもティエムに重圧をかけてブレークすると、第8ゲームをこのセット4本目のサービスエースで締めくくった。
第2セットもズベレフの積極性が際立つ。ミスを恐れず強打を見舞い、ダウンザラインでポイントを取る。第2ゲームから5ゲームを連取したズベレフは、第8ゲームこそティエムにブレークを許すも、第10ゲームを逆転でキープ。セットカウント2-0とする。
第3セットは互角の勝負。第3ゲームでズベレフがブレークすると、第4ゲームでティエムがブレークバック。ややトーンダウンしたズベレフのプレーを見逃さず、ストロークを正確に散らすティエム。第10ゲームでブレークに成功し、このセットを奪った。
第4セットは両者のサービスキープが続いたが、第8ゲームでティエムにチャンス。2度目のデュースから、ダブルフォルトでブレークポイントを握ると、そのまま押し切る。続く第9ゲームはラブゲームでキープし、セットカウント2-2に追いつく。
ファイナルセットはブレークの応酬。失敗を恐れず、強打とネットプレーで挑むズベレフと、ストロークの精度で勝負するティエム。第8ゲームをブレークしたズベレフがゲームカウント5-3とするも、第9、第11ゲームをティエムがブレーク。逆に6-5と王手をかけたが、第12ゲームはズベレフがブレーク。
迎えたタイブレークも息をつかせぬ激闘。6-6から2ポイントを連取したティエムが、歴史に残る一戦を制した。
新型コロナウイルスの影響で無観客開催となった今大会は、世界中のテニスファンに希望と感動を届け、全14日間を終えた。
ゲーム経過 |
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A.ズベレフ |
D.ティエム |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはティエムが2度のデュースの末にキープ。第2ゲームはズベレフがラブゲームでキープ。第3ゲームは、30-30からズベレフが絶妙なダウンザライン。そのままブレークポイントを生かし、一歩リードする。
第4ゲームはズベレフがサーブアンドボレーで攻め続け、キープ。第5ゲームはデュースからティエムのフォアハンドが乱れ、ズベレフが再びのブレーク。第6ゲームはズベレフがサービスでねじ伏せた。
第7ゲームはティエムが3度のセットポイントをしのぎ、辛くもキープ。第8ゲームは、40-30からのチャンスボールをズベレフが逃すと、ティエムがブレークバックに成功。第9ゲームはティエムがラブゲームでキープする。
第10ゲームは、ズベレフがダブルフォルトで最初のポイントを失うも、逆転でキープ。セットカウント2-0とした。