ドバイDuty Freeテニス選手権
ATP500 Dubai,アラブ首長国連邦 ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- ドバイDuty Freeテニス選手権
- ラウンド
- 準々決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
L.ハリス 南アフリカ |
6 | 3 | 6 | 2 |
錦織 圭 日本 |
1 | 6 | 3 | 1 |
錦織は惜しくもベスト4を逃す
戦評
ドバイDuty Freeテニス選手権(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/3月14日~20日/ハード)の男子シングルス準々決勝は、世界ランク41位の錦織圭と、同81位のロイド ハリス(南アフリカ)が対戦。錦織は1-6、6-3、3-6のセットカウント1-2で敗れ、ツアー大会で2019年4月のバルセロナ・オープン以来となるベスト4進出はならなかった。
第1セットは第2ゲームで錦織がフォアハンドのミスを連発し、ハリスにブレークを許す。さらに第4ゲームは30-0からハリスが4連続ポイント。フォアハンドが定まらない錦織はラケットを変えるが、流れは変わらない。第5、第7ゲームをラブゲームで落とし、ハリスにセットを奪われる。
第2セットは果敢に前へ出てポイントをもぎ取る錦織。高速サービスへの対応、ストロークの精度も見事に立て直し、形勢は逆転。第2、第4ゲームをブレークすると、第7ゲームでは巧みなドロップショットでラブゲームキープ。さらに第9ゲームをキープした錦織が、このセットを取り返した。
ファイナルセットも、サービスとフォアハンドで押すハリスに対し、ラリーに持ち込んでウィナーを奪う錦織との白熱した攻防に。錦織は持ち味の粘り強さを発揮したが、終盤の勝負どころで相手の好サーブに屈した。最終セット、3―3で迎えた第7ゲームでブレークポイントを生かせず、直後のサービスゲームをブレークされて勝機を手放した。「最後は相手のサーブが良すぎた」と敗戦を受け入れた。
約2年ぶりのツアー4強を逃したものの、今月上旬の大会に続いて8強入り。「だいぶ自信はついてきた。コートに入る時に心配がなくなった」と復調への手応えをつかんでいる様子だった。
ゲーム経過 |
---|
L.ハリス |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはハリスが2度のデュースの末にキープ。第2ゲームは錦織がバックハンドウィナーを決めてキープ。第3ゲームはハリスがラブゲームでキープ。第4ゲームはサービスで攻めた錦織がキープ。第5ゲームは錦織がウィナーを重ねて食らいつくも、ハリスがサービスでねじ伏せる。第6ゲームは錦織がラブゲームでキープ。
3-3で迎えた第7ゲームは、錦織がブレークポイントを握るも、ハリスが強烈なサービスでセーブ。第8ゲームはバックハンドウィナーを2本奪ったハリスがブレーク。追い詰められた錦織は第9ゲームでリードするも、ハリスがこの試合14本目のサービスエースを決めてマッチポイント。最後はフォアハンドウィナーを奪われ、錦織がドバイに別れを告げた。