全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
B.クレイチコバ チェコ |
6 | 2 | 6 | 2 |
A.パブリュチェンコワ (31)ロシア |
1 | 6 | 4 | 1 |
クレイチコバが4大大会シングルス初優勝!
戦評
全仏オープン(グランドスラム/フランス・パリ/5月30日~6月13日/クレイ)の女子シングルス。決勝は、世界ランク33位のバルボラ クレイチコバ(チェコ)と、同32位のアナスタシア パブリュチェンコワ(ロシア)が対戦。クレイチコバが6ー1、2ー6、6ー4のセットカウント2ー1でパブリュチェンコワを破り、シングルスでのグランドスラム初制覇を果たした。
第1セットは第1ゲームからクレイチコバにピンチ。フォアハンドウィナーで最初のポイントを奪われると、2度のダブルフォルトを喫して、パブリュチェンコワがブレーク。しかし第2ゲームはパブリュチェンコワにピンチ。フォアハンドウィナーで最初のポイントを奪われると、その後もクレイチコバはフォアハンドが冴え、3本のウィナーを記録。すぐさまブレークバックに成功する。流れを掴んだクレイチコバは、第4ゲームでダブルのブレークポイント。ここはパブリュチェンコワが連続ウィナーでセーブするも、バック側を攻めてブレークする。速いテンポでポイントを重ねるクレイチコバに対し、パブリュチェンコワはフォアハンドを乱して、第6ゲームも失う。続く第7ゲームをキープしたクレイチコバが、怒とうの6ゲーム連取で女王の座に王手をかける。
第2セットは第2ゲームでクレイチコバにピンチ。リターンエースで先手を取られると、パブリュチェンコワがウィナーを連発。2本セーブするも、さらにウィナーを奪われて劣勢に立たされる。バックハンドの感覚を取り戻したパブリュチェンコワは、第6ゲームも2度のデュースの末にブレーク。第7ゲームこそクレイチコバがブレークバックするが、第8ゲームを逆転でブレークしたパブリュチェンコワが、セットカウントを1ー1とする。
運命のファイナルセットは第3ゲームでパブリュチェンコワにピンチ。バック、フォアの両方でウィナーを奪われると、痛恨のダブルフォルトでブレークを献上する。しかし直後の第4ゲーム、2本のウィナーを奪ったパブリュチェンコワがブレークバックして譲らない。分岐点となったのは第6ゲーム、ここをクレイチコバがラブゲームでキープすると、続く第7ゲームはラブゲームでブレーク。鋭いバックハンドで栄光へと前進する。迎えた第10ゲームをキープしたクレイチコバが、花の都パリで女王の座に。混合を含め、ダブルスで5度の頂点を知る25歳が、シングルスで悲願を達成した。
ゲーム経過 |
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B.クレイチコバ |
A.パブリュチェンコワ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲームはクレイチコバが2度のダブルフォルトを喫して、パブリュチェンコワがブレーク。第2ゲームは2度のデュースの末に、クレイチコバがブレークバック。第3ゲームはバックハンドで2本のウィナーを奪ったクレイチコバがキープ。第4ゲームはクレイチコバがデュースの末にブレーク。第5ゲームはサービスエースを決めたクレイチコバがキープ。第6ゲームはパブリュチェンコワのフォアハンドが乱れ、クレイチコバが3度目のブレークに成功する。
クレイチコバの5ー1で迎えた第7ゲームは、0ー30からサービスで巻き返したクレイチコバが4連続ポイントでキープ。このセットを先取した。