ウィンブルドン
Grand Slam London,イギリス 芝
ゲームスコア
- 大会名
- ウィンブルドン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
N.ジョコビッチ (1)セルビア |
6 4 | 6 | 6 | 6 | 3 | |
M.ベレッティニ (7)イタリア |
7 7 | 4 | 4 | 3 | 1 |
ジョコビッチがウィンブルドン3連覇!
戦評
ウィンブルドン(グランドスラム/イギリス・ロンドン/6月28日~7月12日/芝)の男子シングルス決勝で、世界ランク1位のノバク ジョコビッチ(セルビア)と、同9位のマテオ ベレッティニ(イタリア)が対戦。ジョコビッチが6-7(4-7)、6-4、6-4、6-3のセットカウント3-1でベレッティニを破り、大会3連覇を果たした。
第1セットは第4ゲームでジョコビッチが硬さの残る相手に対し、しっかりとリターンを返してミスを誘うと、先にブレークを奪う。しかしジョコビッチのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム。ジョコビッチにミスショットが飛び出し、そのままベレッティニが土壇場でブレークバック。その後は互いに譲らずタイブレークへ突入した。いきなりミニブレークを奪ったベレッティニはポイントを戻されるも、4-3から再びミニブレーク。ベレッティニが第1セットを先取した。
第2セットはジョコビッチが序盤4ゲームを連取。ベレッティニは第8ゲームでブレークを奪い返すも、このセットはジョコビッチが奪取した。
第3セットは第3ゲームでベレッティニがミスを連発し、0-30とジョコビッチにブレークチャンス。最後はバックハンドの打ち合いを制したジョコビッチが先にリードを奪った。ベレッティニは第4ゲーム、第6ゲームでブレークを狙えるチャンスがあったものの、ジョコビッチはそれを許さず。このセットも連取した。
第4セットは互いにサービスキープが続く展開。試合が動いたのは第7ゲーム。前のゲームでピンチをしのいだジョコビッチが勝負を仕掛ける。30-30からラリーを制してブレークポイントを握ると、この場面でベレッティニが痛恨のダブルフォルト。ジョコビッチの5-3で迎えた第9ゲームではベレッティニのミスが目立ち、ジョコビッチにチャンピオンシップポイント。2本防がれたものの、最後はベレッティニのフォアハンドがネットにかかり、勝負あり。
若手の挑戦を退け、王者の貫禄を見せつけたジョコビッチが、歴代最多に並ぶ20度目のグランドスラム優勝を達成。さらには史上3人目となる年間グランドスラムにも王手をかけた。
ゲーム経過 |
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N.ジョコビッチ |
M.ベレッティニ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第4セット総評
第1ゲームはサービスエース、2本のウィナーを決めたベレッティニがキープ。第2ゲームはアンラッキーなポイントが続くも、しっかりと修正したジョコビッチがキープ。第3ゲームはベレッティニがこの試合15本目のサービスエースを決めてキープ。第4ゲームはジョコビッチが難なくキープ。第5ゲームはベレッティニが2本のウィナーを決め、キープ。第6ゲームはベレッティニが相手のドロップショットに対応し、0-30とポイント先行。しかし15-30からジョコビッチが見事なフォアハンドウィナー。このゲームを逆転でキープした。第7ゲームはジョコビッチが勝負を仕掛ける。30-30からラリーを制し、ブレークポイントを握ると、ここでベレッティニが痛恨のダブルフォルト。ジョコビッチがブレークを奪った。第8ゲームはベレッティニがパッシングショットを決め、最初のポイントを奪うも、ジョコビッチがかわしてキープ。ジョコビッチの5-3で迎えた第9ゲームは、ベレッティニにミスが目立ち、ジョコビッチにチャンピオンシップポイント。2本防がれたものの、最後はベレッティニのフォアハンドがネット。ジョコビッチが大会3連覇を果たした。