シティ・オープン
ATP500 Washington, D.C.,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- シティ・オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
4 | 6 | 5 | 1 |
M.マクドナルド アメリカ |
6 | 3 | 7 | 2 |
錦織は決勝進出を逃す
戦評
シティ・オープン(ATP500/アメリカ・ワシントンD.C./8月2日~8日/ハード)の男子シングルス準決勝。世界ランク67位の錦織圭が、同107位のマッケンジー マクドナルド(アメリカ)と対戦。4ー6、6ー3、5ー7のセットカウント1ー2でマクドナルドに敗れた。
第1セットは第3ゲームで錦織にピンチ。ダブルフォルトでポイントを与えると、甘くなったセカンドサービスを狙われ、マクドナルドにブレークされる。しかし第6ゲームは、マクドナルドの乱れを突いた錦織が、鮮やかなリターンエースでブレークバック。それでもマクドナルドは、続く第7ゲームをブレーク。打点が高く、鋭角にサイドラインを捉えるフォアハンドで錦織を上回った。
第2セットは第2ゲームを錦織がブレークすれば、第3ゲームはマクドナルドがブレークバック。第5ゲームをマクドナルドがブレークすれば、第6ゲームは錦織がブレークバックする。激しい攻防が続く中、バックハンドでウィナーを奪い、相手の強打を封じたのは錦織。第8ゲームをブレークすると、第9ゲームは鮮やかなダウンザラインでキープ。このセットを取り返した。
運命のファイナルセットは手に汗握る展開。序盤の3ゲームは互いにキープするも、合計7度のデュースを数える。第6ゲームでマクドナルドがブレークポイントを握ったが、錦織がスマッシュを決めてセーブ。第9ゲームでは錦織がブレークポイントも、マクドナルドが強烈なサービスでセーブ。ロビング、スライス、ドロップと、両者は卓越した技術を駆使する。迎えた第12ゲーム、2本連続のリターンエースで流れを変えたマクドナルドが、ついにブレーク。2時間45分に及ぶ激闘の末、錦織はベスト4で姿を消した。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
M.マクドナルド |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームは、2度のデュースを制したマクドナルドがキープ。第2ゲームは、3度のデュースを制した錦織がキープ。第3ゲームは2度のデュースを制したマクドナルドがキープ。第4ゲームは、3本のウィナーを奪った錦織がキープ。第5ゲームは錦織がリターンエースで先手を取るも、マクドナルドがキープ。第6ゲームは、ブレークポイントをセーブした錦織がキープする。
3ー3で迎えた第7ゲームは、サービスで攻めたマクドナルドがキープ。第8ゲームは、マクドナルドのバック側を攻めた錦織がキープ。第9ゲームは、ブレークポイントをセーブしたマクドナルドがキープ。第10ゲームは、ウィナー2本を奪った錦織がキープ。第11ゲームは、ウィナー2本を奪ったマクドナルドがキープ。第12ゲームはマクドナルドが2本連続でリターンエースを決め、最後は錦織のフォアハンドがネット。惜しくも決勝への道を閉ざされた。