全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
N.ジョコビッチ (1)セルビア |
4 | 4 | 4 | 0 | ||
D.メドベージェフ (2)
|
6 | 6 | 6 | 3 |
メドベージェフが3度目の挑戦でグランドスラム初制覇!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハード)の男子シングルス決勝で、世界ランキング1位のノバク ジョコビッチ(セルビア)と、同2位のダニル メドベージェフ(ロシア)が対戦。メドベージェフが6-4、6-4、6-4のストレートでジョコビッチを破り、グランドスラム初制覇を果たした。
第1セットはファーストサービスに苦戦するジョコビッチに対し、メドベージェフが第1ゲームでいきなりブレークを奪う。ジョコビッチはネットプレイを仕掛けてチャンスをうかがうも、メドベージェフは強烈なサービスを武器に相手を寄せ付けずに第1セットを先取した。
第2セットは第2ゲームで0-40とジョコビッチに初めてのブレークチャンス。しかしメドベージェフが逆転でキープし、ピンチをしのぐ。第4ゲームでもジョコビッチが深いショットで相手を苦しめてブレークチャンスを迎えるも、この場面で場内に音楽が流れ、ポイントやり直し。ジョコビッチはこのプレー以降集中力を乱し、ブレークを奪えず。2度のピンチをしのいだメドベージェフは、直後の第5ゲームで相手のミスを突き、ブレークを奪う。その後も試合を優位に進めたメドベージェフは、第2セットも連取。
第3セットは後のないジョコビッチがネットプレイを積極的に仕掛けて打開を図るが、メドベージェフがしっかりと対応。序盤4ゲームを連取した。メドベージェフのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲームでは、1度はチャンピオンシップポイントを握ったメドベージェフだったが、この場面で連続のダブルフォルトを喫し、ジョコビッチが土壇場でブレークを奪う。その後、2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームでメドベージェフは、ストローク戦に持ち込んで粘るジョコビッチをかわすと、最後はジョコビッチのリターンがネットにかかり、頂上決戦に終止符。
今年の全豪オープン決勝で完敗を喫した絶対王者にリベンジを果たし、偉業達成を阻止。3度目の挑戦で悲願のタイトルを手に入れた。
ゲーム経過 |
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N.ジョコビッチ |
D.メドベージェフ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはジョコビッチが積極的にネットプレイを仕掛けるも、決めきることが出来ず。メドベージェフにブレークのチャンスが訪れる。最後はロングラリーを制したメドベージェフが、序盤からブレークを奪う。第2ゲームはデュースの末、メドベージェフがキープ。第3ゲームはメドベージェフがバックハンドウィナーを決め、デュースに持ち込む。この場面でジョコビッチが連続のミスショット。メドベージェフが再びブレークを奪い、直後の第4ゲームも難なくキープ。序盤4ゲームを連取した。第5ゲームはジョコビッチが息を吹き返し、ラブゲームでキープ。第6ゲームはメドベージェフが粘るジョコビッチをかわし、キープ。第7ゲームはジョコビッチがキープし、メドベージェフのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲーム。ジョコビッチがフォアハンドウィナーでポイント先行するも、40-30とメドベージェフにチャンピオンシップポイント。しかしこの場面で連続のダブルフォルトを喫したメドベージェフ。ジョコビッチが土壇場でブレークを奪う。第9ゲームはジョコビッチが粘り強くキープ。2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームでメドベージェフは、ロングラリーを制して最初のポイントを奪うと、40-15と再びチャンピオンシップポイント。最後はジョコビッチのリターンがネットを越えず。メドベージェフがグランドスラム初優勝を果たした。