BNPパリバ・オープン
ATP Masters 1000 Indian Wells,アメリカ ハード（室外）
ゲームスコア
- 大会名
- BNPパリバ・オープン
- ラウンド
- 1回戦
- 試合開始日時
| 試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
|---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
6 5 | 6 | 6 | 2 |
|
J.ソウザ ポルトガル |
7 7 | 3 | 2 | 1 |
錦織が逆転で初戦を突破！
戦評
ＢＮＰパリバ・オープン（ＡＴＰマスターズ１０００／アメリカ・インディアンウェルズ／１０月６日～１７日／ハード）の男子シングルス１回戦で、世界ランク５３位の錦織圭が、同１８２位のジョアン ソウザ（ポルトガル）と対戦。錦織は６ー７（５ー７）、６ー３、６ー２のセットカウント２ー１でソウザを破り、２回戦に駒を進めた。
第１セットは第１ゲームから錦織にチャンス。ラリーを制してリズムに乗ると、ダブルフォルトでブレークポイント。これをフォアハンドウィナーで生かして、早々にリードする。第６ゲームはドロップショットに対応されて０ー３０となるも、強打に切り替えてキープ。しかし第８ゲーム、ソウザの的確なレシーブに苦しみ、バックハンドを乱してブレークバックを許す。タイブレークにもつれ込んだ熱戦は、３ポイントを先取したソウザが主導権を握り、７ー５で決着。錦織はバックハンドの調子が戻らず、このセットを落とした。
第２セットは第３ゲームで錦織にピンチ。サービスエースやサーブアンドボレーでデュースに持ち込むも、フォアハンドが相次いでネットにかかり、ブレークを許す。しかし、続く第４ゲームは堅実なレシーブからネットプレーを仕掛け、ブレークバックする。第７ゲームを鮮やかなバックハンドウィナーでキープした錦織は、第８ゲームをラブゲームでブレーク。さらに第９ゲームをラブゲームでキープして、一気にこのセットを奪取した。
勝負のファイナルセットは、第１ゲームから錦織にチャンス。ラリーに持ち込んでソウザのミスを誘い、４連続ポイントでブレークする。第３ゲームは深いストロークでバック側を攻め、再びブレーク。第４ゲームはダブルフォルトを喫してブレークバックを許すが、第５ゲームは苛立つソウザのフォア側を攻めてブレーク。第６ゲームもブレークバックされた錦織だが、第７ゲームを８度のデュースの末にブレーク。激しい流れの中でも優位は揺るがない。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第８ゲームを逆転でキープして、２時間２０分を超える戦いに幕。フォアハンドとドロップショットで組み立て、勝利を手にした。
| ゲーム経過 |
|---|
|
錦織 圭 |
|
J.ソウザ |
- ：キープ ：ブレーク ：タイブレーク
第3セット総評
第１ゲームは、しぶとくフォア側を攻めた錦織がブレーク。第２ゲームは４連続ポイントで錦織がキープ。第３ゲームは一転してバック側を攻めた錦織が、デュースの末にブレーク。第４ゲームは３０ー３０からダブルフォルトを喫した錦織が、ブレークバックを許す。第５ゲームはフォア側を攻め続けた錦織がブレーク。第６ゲームはロビングを決めたソウザがブレークバックする。
錦織の４ー２で迎えた第７ゲームは、８度のデュースの末に錦織がブレーク。第８ゲームは４連続ポイントで錦織がキープ。苦しみながらも流れを引き寄せた錦織が、緩急巧みな試合運びで初戦を突破した。