全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
M.ベレッティニ (7)イタリア |
3 | 2 | 6 | 3 | 1 | |
R.ナダル (6)スペイン |
6 | 6 | 3 | 6 | 3 |
ナダルが今大会3年ぶりの決勝進出!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月17日~30日/ハード)の男子シングルス準決勝。第1試合は世界ランク7位のマテオ ベレッティニ(イタリア)と、同5位のラファエル ナダル(スペイン)が対戦。ナダルが6ー3、6ー2、3ー6、6ー3のセットカウント3ー1でベレッティニを破り、決勝へと駒を進めた。
第1セットは第2ゲームでナダルにチャンス。ベレッティニが繰り出す200キロ台のサービスを跳ね返し、フォアハンドで崩してブレークする。リードされたベレッティニはサービスエースでポイントを重ね、牙城を崩しにかかる。しかしナダルに強打で押され、主導権を握れない。追い込まれた第9ゲームはトリプルのセットポイントをセーブするも、やはりナダルのフォアハンドに軍配。一歩前に出る。
第2セットは第1ゲームからナダルにチャンス。一転してバックハンドで攻め、持ち上げるようなフォアハンドを見せてブレークする。さらに第3ゲームは4度目のブレークポイントを生かし、ナダルが再びブレーク。高精度のストロークをクロスに持って行き、付け入る隙を与えない。第8ゲームでサービスエースも披露したナダルがセットカウント2ー0とする。
第3セットは一進一退。ベレッティニがフォアハンドでサイドラインを突き、ナダルは足を使ってクロスへ打ち抜く。ベレッティニはサービスエースこそ減るも、時にラリーでナダルを上回り、第7ゲームで両者を通じて初のラブゲームキープを果たす。すると第8ゲームで、この試合初のブレーク成功。さらに第9ゲームを再びラブゲームでキープしたベレッティニが、1セットを取り返す。
第4セットは息つく暇もないハイテンポ。第2、第3、第4とラブゲームでのキープが続き、互いにサービスゲームを譲らない。分水嶺は第8ゲームだった。ベースラインから大きく下がり、ベレッティニの高速サービスに対応したナダルが、逆転でブレーク。続く第9ゲームをキープしたナダルが、今大会3年ぶりとなる決勝進出。グランドスラム21勝目の快挙に挑む。
ゲーム経過 |
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M.ベレッティニ |
R.ナダル |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはバックハンド主体で攻めたナダルがブレーク。第2ゲームは21本のラリーを制したナダルがキープ。第3ゲームは3度のデュースの末に、ナダルが再びブレーク。第4ゲームは0ー30からの逆転でナダルがキープ。第5ゲームはサービスエースを決めたベレッティニがキープ。第6ゲームはバックハンドでウィナーを奪ったナダルがキープする。
ナダルの5ー1で迎えた第7ゲームはサービスで押し込んだベレッティニがキープ。第8ゲームは、この試合初のサービスエースを決めたナダルがキープ。決勝進出に王手をかける。