全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
S.チチパス (4)ギリシャ |
6 5 | 6 | 4 | 1 | 1 | |
D.メドベージェフ (2)
|
7 7 | 4 | 6 | 6 | 3 |
メドベージェフが今大会2年連続の決勝へ!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月17日~30日/ハード)の男子シングルス準決勝。第2試合は、世界ランキング4位のステファノス チチパス(ギリシャ)と、同2位のダニル メドベージェフ(ロシア)が対戦。メドベージェフが7-6(7-5)、4-6、6-4、6-1のセットカウント3-1でチチパスを破り、2年連続の決勝進出を果たした。
第1セット序盤は互いに1ポイントも与えず、ラブゲームキープが続く。第9ゲームでメドベージェフがポイント先行し、34本に及んだラリーを制してトリプルのブレークポイントを握るが、チチパスが守り切ってキープ。その後もサービスキープが続き、タイブレークに突入した。ミニブレークに成功して先にリードを奪ったチチパスだが、チチパスの4-3で迎えた場面でメドベージェフがパッシングショットを決めてタイに戻す。メドベージェフは6-5で迎えたセットポイントを決めきり、第1セットを先取。
第2セットは第1ゲームでメドベージェフにミスが重なり、チチパスにブレークチャンス。チチパスは相手を左右に振り、最後はフォアハンドウィナーを決めて先にリードを奪う。メドベージェフは第6ゲームでブレークバックするも、第9ゲームでは2度のダブルフォルトなどミスを連発し、チチパスにブレークを献上。第2セットはチチパスが奪い返した。
第3セットも第1ゲームからピンチを迎えたメドベージェフだが、ここはしっかりとしのぐ。その後は互いにサービスキープが続き、迎えた第10ゲーム。メドベージェフはバックハンドが冴え、0-40とトリプルのブレークポイント。このチャンスをモノにし、第3セットを獲得。
第4セットは第4ゲームで15-30からチチパスが連続ミスショット。メドベージェフがブレークを奪うと、第6ゲームでも深いショットで相手を苦しめ、2度目のブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームでメドベージェフは、3本のウィナーで相手を寄せ付けず、この試合12度目のラブゲームキープで熱戦に終止符。メドベージェフが今大会2年連続で決勝に駒を進め、グランドスラム2大会連続優勝に王手をかけた。
ゲーム経過 |
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S.チチパス |
D.メドベージェフ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはメドベージェフにミスが重なり、チチパスにブレークチャンス。チチパスは相手を左右に振ると最後はフォアハンドウィナーを決めて、この試合初めてのブレークを奪った。第2ゲームはフォアハンドが冴えたチチパスが、最後はサービスエースを決めてキープ。第3ゲームはメドベージェフが2本のサービスエースを決め、ラブゲームキープ。第4ゲームはフォアハンドウィナー、サービスエースを決めたチチパスがラブゲームでキープ。第5ゲームはサービスで攻めたメドベージェフがラブゲームでキープ。第6ゲームは15-30からチチパスにミスショットが飛び出し、メドベージェフにブレークチャンス。チチパスはデュースに持ち込んだものの、4本目のブレークポイントを沈めたメドベージェフがブレークバック。第7ゲームは2本のウィナー、サービスエースを決めたメドベージェフがキープ。第8ゲームはチチパスがラブゲームキープ。第9ゲームは30-15からメドベージェフがダブルフォルト。直後もミスショットでチチパスにブレークチャンスが訪れる。メドベージェフはこの場面で再び痛恨のダブルフォルト。チチパスがブレークを奪った。チチパスはサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで、40-15とセットポイントを握る。メドベージェフも粘ってデュースに持ち込むが、最後はチチパスが3本目のセットポイントを沈め、第2セットを奪い返した。