全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
R.ナダル (5)スペイン |
7 10 | 6 |     | |||
A.ズベレフ (3)ドイツ |
6 8 | 6 | 棄 |
ズベレフの負傷棄権により、ナダルが決勝へ進出
戦評
全仏オープン(グランドスラム/フランス・パリ/5月22日~6月6日/クレイ)の男子シングルス準決勝。第1試合は、世界ランク5位のラファエル ナダル(スペイン)と同3位のアレキサンダー ズベレフ(ドイツ)が対戦。ナダルが7-6(10-8)、6-6としたところでズベレフが途中棄権。ナダルが2年ぶりの決勝進出を決めた。
第1セットは立ち上がりにズベレフがブレークを奪う。互いにサービスをキープする中で第8ゲームをナダルがブレークバック。その後も両者はピンチを背負いながらもサービスキープを続け、決着はタイブレークへ。ナダルが2-1と先にリードを奪うも、ズベレフがここから5連続ポイントでセットポイントを迎える。しかしナダルが怒涛の反撃を見せて5連続ポイントを奪い返すと、逆転で91分に及んだ第1セットを先取する。
第2セットは両者のらしさが見られないミスの多い展開となって、ブレークの応酬。第9ゲームでズベレフがサービング・フォー・ザ・セットを迎えるが、これもキープすることができない。直後の第10ゲームでナダルがこのセット初のサービスキープを果たすと、第11、12ゲームは両者ともにキープ。
2セット連続のタイブレーク突入かと思われたが、直前のポイントでズベレフが右足首を負傷。一度は治療に下がったズベレフだったが、再びコートに戻って棄権を申し入れ、ナダルの勝利が決まった。
ゲーム経過 |
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R.ナダル |
A.ズベレフ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   |   | ||||||
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはナダルが先手を取って攻撃を仕掛け、ラブゲームのブレークに成功。第2ゲームはデュースに持ち込んだズベレフがチャンスを逃さずブレークバック。第3ゲームはナダルがチャンスを迎え、最後は44本のロングラリーを制してブレーク。第4ゲームはナダルがミスを連発し、ポイントを貰ったズベレフがブレークバックに成功。第5ゲームはズベレフがブレークポイントをしのぎ、7分のロングゲームをキープ。第6ゲームはズベレフがチャンスを得ると、最後は連続のウィナーでブレークに成功。
ズベレフの4-2で迎えた第7ゲームは、ナダルがコートを広く使って揺さぶりをかける。30-40となった場面でズベレフが痛恨のダブルフォルトを喫し、ナダルがブレークバック。第8ゲームはズベレフが粘りのプレイでナダルのミスを誘い、このセット4度目のブレークに成功。第9ゲームは3度のダブルフォルトでポイントを貰う形となったナダルがブレークバックを果たす。第10ゲームは0-30から4連続ポイントを奪ったナダルが、このセット初のサービスキープ。第11ゲームはズベレフが3連続のウィナーで逆転のキープ。第12ゲームはナダルが短いラリーでポイントを重ねてキープ。
タイブレークに突入かと思われたが、直前のポイントでズベレフが右足首を負傷。試合の続行が困難となり、ナダルが2年ぶりの決勝進出を決めた。