ATPファイナルズ
ATP Finals Turin,イタリア ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- ATPファイナルズ
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
C.アルカラス (2)スペイン |
3 | 2 | 0 | |
N.ジョコビッチ (1)セルビア |
6 | 6 | 2 |
ジョコビッチが2年連続の決勝進出!
戦評
ATPファイナルズ(イタリア・トリノ/11月12日~11月19日/ハード)のシングルス準決勝。第2試合は、世界ランク2位のカルロス アルカラス ガルフィア(スペイン)と、同1位のノバク ジョコビッチ(セルビア)が対戦。ジョコビッチが6-3、6-2のストレートでアルカラスを破り、2年連続の決勝進出を決めた。
第1セットは第1ゲームからアルカラスにブレークチャンスが訪れるも、ジョコビッチがサービスエースを含む4連続ポイントを奪って逆転でキープ。その後は互いにサービスキープが続く中、ジョコビッチの4-3で迎えた第8ゲーム。鋭いリターンで相手を苦しめたジョコビッチは15-40とダブルのブレークチャンス。アルカラスは1本しのぐも、最後はダウンザラインを仕掛けたショットがネットにかかり、ジョコビッチがセット終盤でブレークに成功。続く第9ゲームも難なくラブゲームキープしたジョコビッチがこのセットを先取。
第2セットは第3ゲームで3度のデュースの末、深いリターンでポイントを重ねたジョコビッチが先にリードを奪う。第6ゲーム以降はアルカラスも食らいつき、強打の応酬。ロングラリーが続く中でも最後まで主導権は渡さなかったジョコビッチは、第7ゲームでも相手の仕掛けにしっかりと対応。アルカラスもデュースに持ち込むが、最後は24本にも及ぶロングラリーとなったストローク戦をジョコビッチが制し、このセット2度目のブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった続く第8ゲームでは、相手を寄せ付けずに40-0でマッチポイントを迎えたジョコビッチ。ダブルフォルトで1ポイント返されたものの、最後はスマッシュを決めきって熱戦に終止符。
2年連続の決勝へ駒を進め、史上最多となる7度目の優勝へ王手をかけた。
ゲーム経過 |
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C.アルカラス |
N.ジョコビッチ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはフォアハンドウィナー、サービスエースを連続で決めたアルカラスがラブゲームでキープ。第2ゲームはジョコビッチがサーブアンドボレーでポイントを重ね、難なくキープ。第3ゲームはジョコビッチがブレークポイントを握るも、アルカラスがサービスエースを決めてデュースへ。3度のデュースの末、リターンで相手を苦しめたジョコビッチがブレークに成功。続く第4ゲームはジョコビッチがサービスエースを奪ってキープ。第5ゲームは互いにポイントを奪い合い、デュースへ。アルカラスはこの場面で痛いダブルフォルトを喫するも、フォアハンドウィナーから3連続ポイントを奪ってキープ。第6ゲームは相手の深いショットに食らいついたアルカラスが24本に及ぶロングラリーをモノにし、15-30とポイントリード。続くポイントも左右に振られながら20本のラリーをフォアハンドボレーで制してダブルのブレークポイントを握る。しかしジョコビッチは強烈なサービスで1本しのぐと、パッシングショットを決めきりデュースに持ち込む。最後はジョコビッチが4連続ポイントで逆転でキープに成功。第7ゲームは15-30からアルカラスが相手を前に出すも、ジョコビッチはしっかりと対応。ブレークチャンスを迎えたが、アルカラスが2本セーブしてデュースへ。この場面でアルカラスにミスショットが飛び出し、再びジョコビッチがブレークポイントを握ると、24本の長いラリーとなったストローク戦を制してジョコビッチが2度目のブレーク。ジョコビッチはサービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームで相手を寄せ付けず、40-0でマッチポイントを迎える。ダブルフォルトで1ポイント返されるも、最後はスマッシュを決めて決勝進出を決めた。