全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
D.ヤストレムスカ ウクライナ |
4 | 4 | 0 | |
ジェン チンウェン (12)中国 |
6 | 6 | 2 |
ジェン チンウェンが初のグランドスラム決勝へ!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月14日~1月28日/ハード)の女子シングルス準決勝。第2試合は、世界ランク93位のダヤナ ヤストレムスカ(ウクライナ)と、同15位のジェン チンウェン(中国)が対戦。ジェン チンウェンが6-4、6-4のストレートでヤストレムスカを破り、初の決勝進出を決めた。
第1セットは第2ゲームで3本のウィナーを奪ったヤストレムスカがブレークポイントを握る。ジェンは3本セーブしたものの、ヤストレムスカが先にブレークを奪う。直後の第3ゲームでは一転ヤストレムスカが2度のダブルフォルトとサービスに苦戦し、ジェンにブレークチャンス。ヤストレムスカは修正を図るも、その後もダブルフォルトを重ねてジェンがすぐさまブレークバックに成功。その後は互いにサービスキープが続き、迎えた第7ゲーム。0-15からジェンのパッシングショットが決まってリードを広げると、直後も12本のロングラリーを制したジェンがトリプルのブレークポイントを握る。ヤストレムスカは脇腹を痛めながらもデュースに持ち込むが、相手のリターンにミスショットを重ねてしまい、ジェンが2度目のブレークに成功した。その後は鋭いサービスで反撃の隙を与えなかったジェンがこのセットを先取。
第2セットは第3ゲームで相手のサービスに対応したジェン。深いリターンで相手を苦しめてポイント先行すると、一気にブレークに成功。直後の第4ゲームはヤストレムスカが3連続ポイント奪い、ブレークバックのチャンス。ジェンはデュースに持ち込むも、攻めのテニスでポイントを狙うヤストレムスカが2本のリターンエースを決めるなど、4本目のブレークポイントを沈めてすぐさまブレークバックした。試合が再び動いたのは3-3で迎えた第7ゲーム。相手のショットに食らいついたジェンがトリプルのブレークポイントを握ると、最後は12本のロングラリー。深いショットの応酬をジェンが制してラブゲームで再びリードを奪う。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは、好調なサービスを武器に最後は食らいつくヤストレムスカを寄せ付けなかったジェン。ストレートで勝利を収め、自身初のグランドスラム決勝の舞台へ駒を進めた。
ゲーム経過 |
---|
D.ヤストレムスカ |
ジェン チンウェン |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームは2本のウィナーを奪ったヤストレムスカがキープ。第2ゲームはサービスで圧倒したジェンがラブゲームキープ。第3ゲームは相手のサービスに対応したジェンが深いリターンで相手を苦しめてポイント先行すると、一気にブレークに成功。第4ゲームはヤストレムスカが15-0からバックハンドウィナーを含む3連続ポイント奪い、ブレークバックのチャンス。その後デュースに持ち込まれるも、攻めのテニスでポイント狙うヤストレムスカが2本のリターンエースを決めるなど、4本目のブレークポイントを沈めてすぐさまブレークバック。第5ゲームはジェンがポイント先行するも、ヤストレムスカがフォアハンドのカウンターショットを決めるなど3連続ポイントで40-30とする。その後はジェンも粘りを見せたが、2度のデュースの末にヤストレムスカが相手を左右に振ってミスショットを誘い、このゲームをキープ。第6ゲームは連続サービスエースを奪ったジェンがラブゲームでキープ。
3-3で迎えた第7ゲームは、相手のショットに食らいついたジェンに0-40とトリプルのブレークチャンス。最後は12本のロングラリー。深いショットの応酬をジェンが制し、ラブゲームで再びリードを奪う。第8ゲームは力強いサービスでショートポイントを重ねたジェンがしっかりとキープ。第9ゲームはヤストレムスカがフォアハンドウィナーを決め、キープ。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでジェンは、ネットプレイを仕掛けるもヤストレムスカがポイント先行。しかし互いにポイントを奪い合い、30-30の場面からサービスで相手を崩したジェンがストレート勝利。初の決勝進出を決めた。