ウィンブルドン
Grand Slam London,イギリス 芝
ゲームスコア
- 大会名
- ウィンブルドン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
C.アルカラス (3)スペイン |
6 | 6 | 7 7 | 3 | ||
N.ジョコビッチ (2)セルビア |
2 | 2 | 6 4 | 0 |
アルカラスがウィンブルドン2連覇を達成!
戦評
ウィンブルドン(イギリス・ロンドン/7月1日~7月14日/芝)の男子シングルス決勝は、世界ランク3位のカルロス アルカラス(スペイン)と、同2位のノバク ジョコビッチ(セルビア)が対戦。アルカラスが6-2、6-2、7-6(7-4)のストレートでジョコビッチに勝利。ウィンブルドン2連覇を達成し、グランドスラム4勝目を挙げた。
第1セットは最初のゲームから大激戦。アルカラスがやや優勢に進める中、ジョコビッチがピンチをしのいで粘りを見せる。それでも最後はアルカラスが5度目のブレークポイントを決めて14分のロングゲームを制し、リードを奪う。その後アルカラスは安定したサービスキープを続けるが、ジョコビッチは苦戦を見せ、第5ゲームでアルカラスに再びのブレーク。第1セットはアルカラスが先取する。
第2セットもジョコビッチの立ち上がりをアルカラスが攻め、早々とブレーク。ジョコビッチがブレークのチャンスを得られずに苦しむ中で、終盤にアルカラスが2度目のブレーク。2セット続けてアルカラスがジョコビッチを圧倒し、優勝に大手をかける。
第3セットは互いにサービスキープで始まると、第3ゲームではジョコビッチが4本のブレークポイントをセーブして気迫のキープ。徐々に調子を上げるジョコビッチが安定したサービスキープを見せるようになるが、第9ゲームでアルカラスが0-40とチャンスを作ってブレーク。続く第10ゲームがアルカラスのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなったが、40-0からアルカラスにミスが増え、ジョコビッチが土壇場のブレークバック。6-6となって突入したタイブレークではアルカラスが主導権をつかみ、有利に展開。2度のミニブレークを奪い、最後は強烈なサービスでジョコビッチを押し込み決着。
ストレート勝ちで2年連続の栄冠に輝いたアルカラスが、21歳にして4度目のグランドスラム制覇。敗れたジョコビッチは8度目のウィンブルドン優勝とはならなかった。
ゲーム経過 |
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C.アルカラス |
N.ジョコビッチ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはジョコビッチがサービスからポイントを重ねてキープ。第2ゲームはアルカラスが0-30からデュースに持ち込んでキープ。第3ゲームはアルカラスが何度もチャンスを作るも、ジョコビッチが高い精度のサービスで食らいつく。5度のデュースの末にピンチをしのぎ切ったジョコビッチがキープ。第4ゲームはアルカラスがサービスから安定した攻撃を見せてラブゲームキープ。第5ゲームはジョコビッチが精度を上げてきた力強いサービスでラブゲームキープ。第6ゲームはジョコビッチが調子を取り戻す中、アルカラスが攻勢を強める。ブレークポイントをセーブしてロングゲームを制したアルカラスがキープ。
互いに3-3で迎えた第7ゲームは、ジョコビッチがサービスでポイントを重ねてラブゲームキープ。第8ゲームはアルカラスがボディを狙ったサービスでジョコビッチを崩してキープ。第9ゲームはアルカラスが強烈なフォアハンドでウィナーを奪うと、連続ポイントで0-40と大きなチャンスを得る。最後はバックハンドのパッシングショットを決め、アルカラスがブレークを奪う。第10ゲームはアルカラスが40-0として3本のチャンピオンシップポイントを得るも、ダブルフォルトとエラーが響いてデュースとなり、さらに連続のエラーでジョコビッチが土壇場でのブレークバックを果たす。第11ゲームはジョコビッチがサービスからのポイントを重ねてキープ。第12ゲームはアルカラスが隙のない攻撃でラブゲームキープ。
6-6となって第3セットはタイブレークに突入。アルカラスが先にミニブレークを奪い、ジョコビッチが取り返して追いかける。その後再びミニブレークでアルカラスがリードを奪うと、得意のドロップショットを決めてチャンピオンシップポイントを迎える。最後はジョコビッチのリターンがネットにかかり、アルカラスがタイブレークを獲得。ストレートで勝利を収め、2年連続のウィンブルドン優勝を決めた。