ウィンブルドン（イギリス・ロンドン／７月１日～７月１４日／芝）の男子シングルス決勝は、世界ランク３位のカルロス アルカラス（スペイン）と、同２位のノバク ジョコビッチ（セルビア）が対戦する。両者の対戦成績はジョコビッチの３勝２敗。直近の２試合ではジョコビッチが勝利を収めている。準決勝で難敵のメドベージェフを退けたアルカラスは、これが２年連続の決勝戦。３回戦ではティアフォー（アメリカ）に追い詰められる場面もあったが、４回戦以降は徐々に調子を上げてウィンブルドン連覇まであと１勝。グランドスラムの決勝で未だ負けなしの勝負強さで、４度目のビッグタイトルを手に入れたい。対するジョコビッチは今回が３７度目のグランドスラム決勝戦。準決勝で勢いに乗る２２歳のムゼッティ（イタリア）をストレートで撃破。全仏オープンを棄権した直後に膝の手術を受け、今大会も出場が危ぶまれた中、決勝まで進んできた。自身の記録を更新する通算２５度目のグランドスラム制覇、フェデラー（スイス）に並ぶ８度目のウィンブルドン優勝と、大記録のかかった１戦に臨む。昨年の同一カードとなった注目の決勝戦は、大会１４日目に行われる。