WTAファイナルズ
WTA Finals Riyadh,サウジアラビア ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- WTAファイナルズ
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
ジェン チンウェン (7)中国 |
6 | 7 | 2 | |
B.クレイチコバ (8)チェコ |
3 | 5 | 0 |
ジェンがストレート勝ちで初の決勝へ!
戦評
WTAファイナルズ(サウジアラビア・リヤド/11月2日~11月9日/ハード)のシングルス準決勝。第1試合は、世界ランク7位のジェン チンウェン(中国)と、同13位のバルボラ クレイチコバ(チェコ)が対戦。ジェンが6-3、7-5のストレートでクレイチコバに勝利。初出場のWTAファイナルズで決勝進出を決めた。
第1セットはジェンが持ち味の強烈なサービスで優位に展開。ラブゲームキープで立ち上がると、第2ゲームでクレイチコバを攻めて早々とブレーク。その後も7本のエースを奪う安定したサービスゲームを続けてクレイチコバに反撃の機会を与えない。ジェンが序盤のリードを守り抜き、第1セットを先取する。
第2セットもジェンが抜群の立ち上がりを見せ、2度のブレークを含む3ゲームを連取。このまま一気に決着かと思われたが、クレイチコバが怒涛の反撃を見せ、2つのブレークを返し4ゲーム連取でタイとする。試合が再び動いたのは、互いに決め手を探る中で迎えた第11ゲーム。クレイチコバが30-0と先行した場面からジェンが連続ポイントを挙げ、30-40と一転してブレークのチャンスを迎える。ここでクレイチコバのフォアがアウトとなってリードを奪ったジェン。続く第12ゲームでクレイチコバの激しい反撃をしのぎきり、激闘の第2セットに終止符。ストレートで勝利を決めたジェンが初のWTAファイナルズ決勝戦進出を決めた。
ゲーム経過 |
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ジェン チンウェン |
B.クレイチコバ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはジェンがポイント先行。強烈なリターンでブレークポイントを迎えると、鋭いショットでポイントを奪取して早々とブレーク。第2ゲームはジェンがサービスからの短いポイントを重ねてキープ。第3ゲームはクレイチコバが40-15から自身のダブルフォルトとエラーでデュースとなる。一度はアドバンテージを握るも、そこから再び連続エラーでピンチを迎え、最後は痛恨のダブルフォルトでジェンが2ブレークアップとなる。第4ゲームはジェンのショットが乱れ、2度のダブルフォルトでクレイチコバがブレークバック。第5ゲームはクレイチコバが30-40のピンチから好サービスで3ポイントを連取して逆転のキープ。第6ゲームはジェンがブレークポイントをしのいでデュースとするが、クレイチコバが強烈なリターンでポイントを挙げ、最後はジェンのエラーでブレークバック。
互いに3-3で迎えた第7ゲームは、クレイチコバがサービスポイントであっさりとラブゲームキープ。第8ゲームはジェンがサービスエースを決めてラブゲームキープ。第9ゲームはクレイチコバがテンポよくポイントを重ねてキープ。第10ゲームはジェンが粘るクレイチコバを気迫のショットで振り切ってキープ。第11ゲームはクレイチコバが30-0とした場面からジェンが反撃開始。30-30からのリターンエースでチャンスを迎えると、クレイチコバのフォアがアウトとなって待望のブレークに成功。ジェンのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームは、クレイチコバがポイントを先行。追いかけるジェンは粘りを見せてデュースとし、2度目のマッチポイントを決めきって勝利。自身初のファイナルズ決勝に駒を進めた。