WTAファイナルズ
WTA Finals Riyadh,サウジアラビア ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- WTAファイナルズ
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
A.サバレンカ (1)
|
6 4 | 3 | 0 | |
C.ガウフ (3)アメリカ |
7 7 | 6 | 2 |
ガウフがストレート勝利で初の決勝進出!
戦評
WTAファイナルズ(サウジアラビア・リヤド/11月2日~11月9日/ハード)のシングルス準決勝。第2試合は、世界ランク1位のアリーナ サバレンカと、同3位のココ ガウフ(アメリカ)が対戦。ガウフが7−6(7−4)、6−3のストレートでサバレンカを下し、初の決勝へ駒を進めた。
第1セットは立ち上がりから強打の打ち合いを見せる両者。試合が動いたのは序盤の第3ゲーム。前のゲームで2度ブレークポイントをセーブしたサバレンカが、深い位置へのリターンで相手を崩し、早々にブレークに成功。しかし直後の第4ゲームでは、サバレンカのミスショットから始まり、フォアハンドの打ち合いを制するなど、ガウフが一気にラブゲームでブレークバック。その後は互いに短くサービスキープを続け、セット終盤へ。第11ゲームではガウフにミスショットが目立ち、サバレンカが待望のブレークを奪うも、直後のサービング・フォー・ザ・セットとなった第12ゲームでは、サバレンカのショットが乱れてガウフが土壇場でブレークバックに成功し、タイブレークへ突入。ガウフの1−0の場面からサバレンカはショットの精度が上がらず、連続ミニブレーク。その後もガウフがリードを広げ、サバレンカも粘りを見せるが、4本目のセットポイントでサバレンカのショットはロングに。ガウフがタイブレークを制して第1セットを先取する。
第2セットも主導権を握ったのはガウフ。第3ゲームで相手のダブルフォルトからポイント先行してブレークチャンスを迎えると、サバレンカはデュースに持ち込むが、この場面で痛恨の連続エラー。ガウフが序盤のチャンスをモノにし、先にブレークを奪う。第5ゲームでもサバレンカのミスは止まらず、流れはガウフに。一気に2ブレークアップとしてリードを広げる。しかしガウフの4−1で迎えた第6ゲームでサバレンカが反撃。ショットの精度を欠いてフラストレーションが溜まる中でも、粘り強く8度目のブレークポイントをなんとかモノにし、サバレンカがブレークバック。その後は両者ミスショットが目立ち始めてブレークの応酬となったが、流れを渡さずに序盤のリードを保って試合を進めたガウフ。第9ゲームでサバレンカも鋭いサービスを武器に打開を図ったが、最後までショットの修正が効かず。30−40とガウフのマッチポイントを迎え、サバレンカのショットはネットにかかり、勝負あり。
ガウフは今年の全豪オープン準決勝で敗れた世界女王にリベンジを果たし、初のWTAファイナルズ決勝進出。決勝ではアメリカ勢9年ぶりの頂点を目指し、世界ランク7位のジェン チンウェン(中国)と対戦する。
ゲーム経過 |
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A.サバレンカ |
C.ガウフ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはサバレンカが相手のミスを誘って難なくキープ。第2ゲームはサバレンカが粘って30−30とするが、ここからガウフがサービスとフォアハンドウィナーでかわし、キープ。第3ゲームはダブルフォルトが飛び出し、0−30とガウフがポイント先行。サバレンカは相手のバックハンドを攻めて追いつくも、2度目のダブルフォルトでガウフにブレークチャンス。バックハンドウィナーでデュースに持ち込んだサバレンカだったが、この場面で痛恨の連続エラー。ガウフがチャンスをモノにし、先にブレークを奪う。第4ゲームはガウフがコートを広く使い、相手に反撃の隙を与えず。第5ゲームはダブルフォルトから始まり、ことごとくショットがロングとなるなど、サバレンカがミスを連発。最後はガウフのフォアハンドボレーが決まり、一気に2ブレークアップとする。
ガウフの4−1で迎えた第6ゲームは、サバレンカがリターンエースを奪ってポイント先行。ガウフのミスショットもあり、反撃のチャンスを迎えたサバレンカだが、ショットの精度を欠いて決め切れない。ガウフもミスが目立つ中で粘るが、8度目のブレークポイントをサバレンカがなんとかモノにし、ブレークバック。しかし第7ゲームはガウフがリターンから流れをつかみ、相手のミスを誘ってラブゲームブレーク。再び2ブレークアップとする。ガウフのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームは、サバレンカがワイドに強打を打ち込んでポイント先行。その後15−40と再びブレークバックのチャンスを迎え、ガウフはこのピンチをしのぐことが出来ず。サバレンカが望みを繋ぐ。続く第9ゲームはサバレンカが鋭いサービスでかわしにかかるが、バックハンドの精度が上がらず、30−40とガウフにマッチポイント。最後はサバレンカのショットがネットにかかり、勝負あり。ガウフがストレート勝利で、決勝進出を決めた。