2メートル超の長身と、100キロオーバーの体格を最大限に生かし、強烈なサービスを突き刺すビッグサーバー。
サービス以外で特筆すべきは「試合時間の長さ」。10年のウィンブルドン1回戦でニコラ・マユと戦い、日没中断を挟んだ3日間、計11時間5分という最長試合記録を樹立。18年のウィンブルドンは、準決勝のケビン・アンダーソン戦で、大会史上2番目となる6時間36分の熱戦の末に敗れている。マイアミ・オープンでマスターズ初優勝を果たすと、ウィンブルドンで4強、全米で8強。自己最高の8位をマークした。19年はホール・オブ・フェイム・オープンでツアーシングルス15勝目を挙げ、20年は全豪で4年ぶりに3回戦へ。21年はアトランタ・オープンを制した。22年はBNPパリバ・オープンのダブルスでソックと組んで、4年ぶり2度目のATPマスターズのダブルス優勝。続くマイアミ・オープンのダブルスではフルカチュと組み、ツアー5勝目を挙げた。
23年は全米を最後に引退。ジャック・ソックと組んだダブルスが最後の試合となった。

2024/8/26更新