妹のセリーナと共に、長きにわたってテニス界をけん引。シングルス、ダブルスの元世界女王は、圧巻の高速サービスでパワーテニスの新風を吹き込み、勢力図を一気に塗り替えた。
プロ転向は14歳、94年に遡る。97年の全仏でグランドスラム初出場初勝利を挙げると、全米で準優勝。98年3月にトップ10入りし、混合ダブルスで全豪と全仏を制覇。以降も00年ウィンブルドンでの単複優勝など、グランドスラムを席巻。ダブルスで14度の優勝を誇り、キャリアグランドスラムを達成。シングルスも7度優勝している。
11年からは病気に悩まされ、ランキング100位圏外の時期もあったが、14年のドバイDuty Freeテニス選手権で2年ぶりのツアー優勝。17年は全豪、ウィンブルドン、WTAファイナルズで準優勝。19年は4大会でベスト8、21年は全豪とウィンブルドンで勝利を挙げた。22年はウィンブルドン混合ダブルスで1回戦を突破。
WTAツアー30年目となった23年はウィンブルドンや全米など7大会に出場した。

2024/11/15更新