全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
P.クビトバ (8)チェコ |
7 7 | 6 | 2 | |
D.コリンズ アメリカ |
6 2 | 0 | 0 |
クビトバがストレート勝ち。決勝進出!
戦評
全豪オープン (オーストラリア・メルボルン/1月14日~1月27日/ハード)女子シングルスの準決勝は、第8シードで世界ランク6位のペトラ・クビトバ(チェコ)と世界ランク35位のダニエル・ローズ・コリンズ(アメリカ)が対戦。クビトバが7-6(7-2)、6-0のストレートでコリンズを破り、今大会初の決勝進出を決めた。
第1セットは接戦。クビトバはパワフルなフラットストローク、コリンズは巧みなスライスを含めた高精度のサービスでポイントを重ねる。共にワンブレークを奪い、勝負の行方はタイブレークへ。クビトバが強烈なバックハンドで連続ポイントを重ね、このセットを先取した。
第2ゲームは一方的な展開となり、完全に主導権を握ったクビトバが深いストロークで圧倒。3つのブレークを含む5ゲーム連取で第6ゲームへ進むと、クビトバがサービング・フォー・ザ・マッチとなったこのゲームをキープ。ミスを恐れない積極的なパワーテニスを展開したクビトバが決勝への扉を開いた。
酷暑の中で行われたこの試合は、第1セット第9ゲームから屋根を閉じてのプレーとなった。普段とは異なる雰囲気で健闘した両選手に、会場から惜しみない拍手が送られた。
ゲーム経過 |
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P.クビトバ |
D.コリンズ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   | |||||||
  |   |   |   |   |   |   |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲーム、クビトバがバックハンドクロスでウィナーを決めてキープ。第2ゲームはコリンズがサービスをコントロールしてキープする。第3ゲームはクビトバが強いサービスからオープンコートを作ってキープ。第4ゲームはコリンズが広角にショットを散らし、クビトバのミスを誘発してキープ。第5ゲーム、クビトバはダブルフォルトからリズムを崩し、コリンズがブレーク成功。第6ゲームはクビトバが5度目のブレークポイントを生かして、すぐさまブレークバックに成功する。
第7ゲーム以降も好ショットの応酬。クビトバが強烈なフラットストロークを放てば、コリンズもダウンザラインで譲らない。第9ゲームからは酷暑を考慮して屋根を閉じてのプレー、雰囲気が一変した会場に両者の雄叫びが響く。5-5で迎えた第11ゲームはデュースを制してクビトバがキープ。第12ゲームはコリンズがラブゲームでキープし、タイブレークへ突入。
1-1からクビトバが鋭角なバックハンドクロスでミニブレークすると、そこから4連続ポイントでリード。最後はフォアハンドボレーで決着をつけ、7-2。激闘の末に第1セットを先取した。