全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
E.リバキナ (22)カザフスタン |
6 | 3 | 4 | 1 |
A.サバレンカ (5)
|
4 | 6 | 6 | 2 |
サバレンカが悲願のグランドスラム初優勝!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハード)の女子シングルス決勝。世界ランク25位のエレーナ リバキナ(カザフスタン)と、同5位のアリーナ サバレンカが対戦。サバレンカが4-6、6-3、6-4のフルセットの末にリバキナを破り、初の全豪女王に輝いた。
第1セット序盤は互いに強烈なサービスを武器にサービスキープが続く中、迎えた第3ゲーム。40-0からリバキナがデュースに持ち込むと、この場面でサバレンカがダブルフォルトを喫し、リバキナが先にブレークを奪う。リバキナの4-3で迎えた第8ゲームでは、サバレンカがリターンで食らいつき、0-40とブレークバックのチャンス。リバキナは1ポイント返すも、最後はサバレンカのバックハンドウィナーが決まり、ブレークバックに成功。しかし続く第9ゲームではサバレンカが攻めに転ずるも、リバキナにブレークチャンス。30-40となり、この場面でサバレンカがこのゲーム2度目のダブルフォルトを犯し、リバキナが再び1ブレークアップとした。リバキナはサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでも深いショットで相手の攻めを封じ、第1セットを先取。
第2セットは序盤から互いにブレークポイントを迎えるも、決め手を欠いてサービスキープが続く。試合が動いたのは第4ゲーム。サバレンカが攻めてブレークチャンスを迎えると、リバキナはデュースに持ち込むが、ここでアンフォースドエラーを重ね、サバレンカが先にリードを奪う。追う展開となったリバキナは、ギアを上げて攻めに転ずるも、サバレンカのディフェンスが上回り、サバレンカが第2セットを奪い返す。
ファイナルセットは互いにエラーを最小限にサービスキープが続く中、迎えた第7ゲーム。30-15からサバレンカの連続フォアハンドウィナーでブレークチャンスを迎える。リバキナはサービスを取り戻してデュースに持ち込むも、3度のデュースの末にサバレンカがフォアハンドウィナーを決めきり、優勝を手繰り寄せる。その後はサバレンカのサービスが威力を増し、リバキナを寄せ付けない。サバレンカのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップポイントとなった第10ゲームでは、リバキナが相手のミスを誘ってポイント先行するも、30-30としたサバレンカがサービスエースを決めてチャンピオンシップポイントを迎える。しかしここでダブルフォルトを喫し、デュースへ。ポイントを奪い合うも、4度のデュースの末にフォアハンドウィナーを決めて4度目のチャンピオンシップポイントを迎えたサバレンカ。最後はリバキナのショットがロングとなり、熱戦に終止符。サバレンカが悲願のグランドスラム初優勝を果たした。
ゲーム経過 |
---|
E.リバキナ |
A.サバレンカ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームは40-0からサバレンカが2ポイント返して迫るも、リバキナがサービスでしのいでキープ。第2ゲームはサバレンカがサービスエース、バックハンドウィナーを決めて、キープ。第3ゲームはサービスエース、バックハンドウィナーを決めたリバキナがキープ。第4ゲームは連続バックハンドウィナーを決めたサバレンカがキープ。第5ゲームは30-0からリバキナがダブルフォルトを喫し、ここからサバレンカが3連続ポイントでブレークポイントを握る。しかしリバキナもサービスで主導権を渡さず、デュースへ。3度のデュースの末、リバキナがバックハンドウィナーと鋭いサービスでしのいでキープ。第6ゲームはサバレンカがフォアハンドウィナー、2本のサービスエースを決めて、キープ。第7ゲームは30-15からサバレンカが連続フォアハンドウィナーで再びブレークチャンス。リバキナがサービスを取り戻してデュースに持ち込むも、3度のデュースの末に最後はサバレンカがフォアハンドウィナーを決めきり、先にブレークを奪う。第8ゲームはサバレンカがサービスで相手を崩して40-15とリードするも、ミスが目立ってデュースへ。2度のデュースの末、サバレンカの強烈なサービスが連続で決まり、キープ。続く第9ゲームはリバキナがフォアハンドウィナーを決めて、キープ。サバレンカのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームは、リバキナが相手のミスを誘い、15-30とポイント先行。30-30としたサバレンカがこの場面でサービスエースを決めてチャンピオンシップポイントを迎えるも、直後にダブルフォルトでデュースへ。4度のデュースの末、フォアハンドウィナーを決めて4度目のチャンピオンシップポイントを迎えたサバレンカ。最後はリバキナのショットがロングとなり、サバレンカが全豪オープン初優勝を決めた。