ABNアムロ世界テニス・トーナメント
ATP500 Rotterdam,オランダ ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- ABNアムロ世界テニス・トーナメント
- ラウンド
- 準々決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
錦織 圭 (1)日本 |
6 | 6 | 2 | |
M.フチョビッチ ハンガリー |
3 | 2 | 0 |
錦織がストレート勝ち!ベスト4進出!
戦評
ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500/オランダ・ロッテルダム/2月11日~2月17日/ハード)のシングルス準々決勝は、第1シードで世界ランク7位の錦織圭(日清食品)と、世界ランク38位のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)が対戦。錦織が6-3、6-2のストレートでフチョビッチを破り、ベスト4進出を決めた。
第1セットはフチョビッチの強打を錦織が受け止める展開。序盤はレシーブに苦しんだ錦織だったが、第4ゲームをラブゲームでブレーク。フチョビッチもすぐさまブレークバックするが、錦織は第8ゲームで粘りのテニスを展開。2度のデュースをジャックナイフで制してブレーク成功。このゲームが分岐点となり、第1セットを先取した。
第2セットはフチョビッチが第2ゲームでブレークしたが、今度は錦織がすぐさまブレークバック。さらに第5ゲームはラブゲームでブレークに成功する。このセットの錦織はフォアハンドの威力が絶大で、焦るフチョビッチを一気に追い詰める。ドロップショットや華麗なボレーに加え、待望のエア・ケイまで披露。1時間18分の熱戦を制した錦織が準決勝に駒を進めた。
錦織は準決勝でスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
M.フチョビッチ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームは錦織がダブルのブレークポイントを握るも、フチョビッチが4連続ポイントでしのぎ、キープ。第2ゲームはフチョビッチが18本のラリーを制してデュースに持ち込むと、錦織がドロップショットをミス。フチョビッチが3連続ポイントでブレークする。第3ゲームはフチョビッチが攻め急ぎ、ダブルフォルトで流れを失う。錦織はチャレンジ成功も重なって、すぐさまブレークバックする。
第4ゲームは錦織がフォアハンドを研ぎ澄ます。ラケット交換も吉と出てキープすると、第5ゲームはリターンエースでスタート。勢いそのままにラブゲームでブレーク成功。さらに第6ゲームも落ち着いたテニスでキープし、優位に立つ。
錦織の4-2で迎えた第7ゲームは、バックハンドボレーやリターンエースでポイントを重ねて錦織がラブゲームでブレーク。第8ゲームは錦織の独擅場。代名詞のエア・ケイに加え、バックハンドでのダウンザラインをテンポ良く決める。最後は鮮やかなボレーで熱戦を締めくくった。