全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
S.ケニン (14)アメリカ |
4 | 6 | 6 | 2 |
G.ムグルサ スペイン |
6 | 2 | 2 | 1 |
21歳のケニンが、グランドスラム初優勝!
戦評
全豪オープン(グランドスラム/オーストラリア・メルボルン/1月20日~2月2日/ハード)女子シングルス決勝は、第14シードのソフィア ケニン(アメリカ)と、ノーシードから勝ち上がったガルビネ ムグルサ(スペイン)が対戦。ケニンがセットカウント2-1(4-6、6-2、6-2)でムグルサを破り、大会初優勝に輝いた。
第1セットは序盤から激しいラリー戦。緩急を織り交ぜるケニンに対し、ムグルサはパワフルなストロークで対応する。試合が動いたのは第3ゲーム。4度のデュースの末に、ムグルサがブレークして一歩前に出る。しかしケニンは第8ゲームで4連続ポイントを奪い、ブレークバック。しかし直後の第9ゲーム、ムグルサがケニンのフォア側を攻めてブレーク。そのまま第10ゲームをキープしたムグルサが、このセットを先取した。
第2セットはテンポの速い展開に。互いに第3ゲームまでラブゲームでキープするも、先に流れを変えたのはケニン。第4ゲームで先にポイントを奪うと、ストロークで優位に立ち、ブレークに成功する。波に乗ったケニンは第8ゲームもブレーク、アンフォースドエラーを4本に抑え、栄冠の行方は第3セットへ。
第3セットは互いにサービスが好調。ラリー戦に持ち込まれても、サイドラインをピタリと突くストロークで譲らない。分水嶺は第5ゲームだった。ムグルサが40-0とブレークチャンスをつかむも、ケニンがバックとフォアで相次いでダウンザラインを決め、5連続ポイントでキープ。するとケニンは、第6ゲームを15-40からの4連続ポイントでブレーク。フットワークと精神力で元世界女王を上回り、第8ゲームも逆転でブレーク。グランドスラム初優勝を果たした。
ゲーム経過 |
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S.ケニン |
G.ムグルサ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲームはケニンがバックハンドドロップで揺さぶり、キープ。第2ゲームはムグルサが0-30から逆転でキープ。第3ゲームは4度のデュースを数えたが、リターンエースでブレークチャンスを迎えたムグルサがブレーク成功。第4ゲームはムグルサがダブルフォルトを連続で喫するも、キープ。第5ゲームはケニンがラリーを粘り強く制して、キープ。第6ゲームはムグルサが23本のラリーを制してキープ、ゲームカウント4-2とリードする。
第7ゲームはケニンが0-40から3ポイントを連取。3度のデュースの末に得意のドロップショットを決めて、キープした。第8ゲームは、再びムグルサがダブルフォルトを連続で喫し、ケニンがブレークバック。続く第9ゲームはケニンのストロークが乱れ、ムグルサがブレークする。勢いに乗ったムグルサは、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープ。ワイドへの正確なサービスでケニンを振り切った。