ABNアムロ世界テニス・トーナメント
ATP500 Rotterdam,オランダ ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- ABNアムロ世界テニス・トーナメント
- ラウンド
- 1回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
7 7 | 6 | 2 | |
F.オジェ アリアシム (7)カナダ |
6 4 | 1 | 0 |
錦織がストレート勝ち!今年のツアー初勝利!
戦評
ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ・ロッテルダム/3月1日~7日/ハード)の男子シングルス1回戦。世界ランク45位の錦織圭と、同19位のフェリックス オジェ アリアシム(カナダ)が対戦。錦織が7-6(7-4)、6-1のセットカウント2-0でアリアシムを破り、今年のツアー初勝利を手にした。
第1セットはアリアシムが207キロのサービスエースを決めて、スタート。強烈なフォアハンドで攻めるアリアシムに対し、錦織は軌道や強さを変えながら、粘り強く試合を進める。互いにサービスをキープして迎えた第7ゲームは、錦織がリターンエースからデュースまで食い下がるも、アリアシムがキープ。第9ゲームはアリアシムが3本のサービスエースを決めて圧倒。第12ゲームを錦織が逆転でキープし、タイブレークに突入する。
最初のポイントを錦織がリターンエースで奪うと、鮮やかなバックハンドウィナーで優位に。アリアシムも一度は追いつくが、錦織が3連続ポイントで67分の戦いを制した。
第2セットは第1ゲームを錦織がキープしたところで、アリアシムにトラブル。メディカルタイムアウトを要求して、右脚の付け根を治療。続く第2ゲームをラブゲームでブレークした錦織が、主導権を握る。すると錦織は第6ゲームもブレークに成功。勢いそのままに第7ゲームをラブゲームでキープした錦織が、ストレート勝ちを収めた。
試合を通じてアリアシムが20本のウィナーを奪ったのに対し、錦織は9本。しかしアンフォースドエラーはアリアシムの23に対して、錦織は8。堅実かつ冷静な試合運びを見せた日本のエースが、大きな一歩を踏み出した。
ゲーム経過 |
---|
錦織 圭 |
F.オジェ アリアシム |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
  |   |   |   |   |   | |||||||
  |   |   |   |   |   |   |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲームはアリアシムが2本のサービスエースを決めて、キープ。第2ゲームは2度のデュースの末に、錦織がキープ。第3ゲームはアリアシムがラブゲームでキープ。第4ゲームは錦織がブレークポイントを握られるも、3連続ポイントでキープ。第5ゲームはアリアシムが2本のウィナーを奪ってキープ。第6ゲームは錦織がワイドに攻めてキープする。
3-3で迎えた第7ゲームは、錦織がラリーを制してデュースに持ち込むも、アリアシムがキープ。第8ゲームは錦織がダブルフォルトを喫するも、落ち着いてキープ。第9ゲームはアリアシムが3本のサービスエースを決めて、再びラブゲームでキープ。第10ゲームはアリアシムのリターンが乱れ、錦織がキープ。第11ゲームはアリアシムが2本のウィナーを奪ってキープ。第12ゲームは錦織が0-30から逆転でキープ。タイブレークへ突入する。
錦織がリターンエースを決めて先手を奪うと、ダウンザラインのスーパーショットも披露。最後はアリアシムのバックハンドが外れ、錦織が第1セットを先取した。