ウィンブルドン
Grand Slam London,イギリス 芝
ゲームスコア
- 大会名
- ウィンブルドン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
A.バーティ (1)オーストラリア |
6 | 6 4 | 6 | 2 |
Ka.プリスコバ (8)チェコ |
3 | 7 7 | 3 | 1 |
バーティがウィンブルドン初制覇!
戦評
ウィンブルドン(グランドスラム/イギリス・ロンドン/6月28日~7月12日/芝)の女子シングルス。決勝は、世界ランク1位のアシュリー バーティ(オーストラリア)と同13位のカロリナ プリスコバ(チェコ)が対戦。バーティが6ー3、6ー7(4ー7)、6ー3のセットカウント2ー1でプリスコバを破り、グランドスラム2勝目を挙げた。
第1セットは第2ゲームでバーティにチャンス。フォアハンドウィナーで先手を奪い、意表を突くロビングで翻弄。ラブゲームでブレークすると、第3ゲームをラブゲームでキープする。さらに第4ゲームもブレークしたバーティだが、第5ゲームはプリスコバがラブゲームでブレークして反撃。すると第6、第7ゲームを互いにブレークする激しい展開となる。迎えた第9ゲーム、フォアハンドウィナーを重ねたバーティがラブゲームでキープ。序盤の14連続ポイントで流れを掴み、優勝に王手をかける。
第2セットは、第2ゲームをラブゲームでキープしたバーティにチャンス。プリスコバのダブルフォルトでリードを得ると、フォア側を攻めて第3ゲームをラブゲームでブレークする。勢いを加速させたいバーティだが、第6ゲームに落とし穴。ダブルフォルトでリズムを崩すと、プリスコバが強烈なリターンエースを決め、ラブゲームでブレークバックする。第8、第9ゲームをラブゲームでキープした両者は、終盤にドラマを用意。第11ゲームを0ー40からの逆転でブレークしたバーティに対し、プリスコバは第12ゲームを3連続ポイントでブレークする。土壇場で追いついたプリスコバは、タイブレークでも中盤から主導権を握り、ファイナルセットに望みを託す。
運命のファイナルセットは、第2ゲームでバーティにチャンス。長身を誇るプリスコバに、弾道の低いストロークを供給してミスを誘発。早々のブレーク成功で栄光へと近付く。地を這うように滑るバックハンドスライスに、機を逃さぬフォアハンド。築き上げてきたテニスを崩さず、迎えた第9ゲーム。プリスコバのブレークポイントをセーブしたバーティが、サービスエースでチャンピオンシップポイント。最後はプリスコバのバックハンドが乱れ、満員の観衆が新たな歴史を目撃。バーティがウィンブルドン初制覇を成し遂げた。
ゲーム経過 |
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A.バーティ |
Ka.プリスコバ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはデュースの末にバーティがキープ。第2ゲームはダブルフォルトを喫したプリスコバが、ストロークを相次いでネットにかけ、バーティにブレークを許す。第3ゲームは2本のウィナーを奪ったバーティがキープ。第4ゲームはプリスコバがラブゲームでキープ。第5ゲームはバーティがプリスコバのミスを誘発してキープ。第6ゲームは3本のウィナーを奪ったプリスコバがキープする。
バーティの4ー2で迎えた第7ゲームは、フォアハンドのクロスで攻めたバーティがキープ。第8ゲームは、バックハンドで3本のボレーを決めたプリスコバがキープ。第9ゲームはバーティがデュースの局面でサービスエースを決め、最後はプリスコバのバックハンドがネット。バーティが今大会初優勝を果たした。