全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
I.シフィオンテク (1)ポーランド |
6 | 7 7 | 2 | |
O.ジャバー (5)チュニジア |
2 | 6 5 | 0 |
シフィオンテクが初の全米制覇!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月12日/ハード)の女子シングルス決勝は、世界ランク1位のイガ シフィオンテク(ポーランド)と、同5位のオンス ジャバー(チュニジア)が対戦。シフィオンテクが6-2、7-6(7-5)のストレートでジャバーを破り、初の全米女王に輝いた。
第1セットは第2ゲームで試合が動く。ジャバーにミスが重なり、シフィオンテクがラブゲームでブレーク。第5ゲームでジャバーが4本のウィナーを奪ってブレークバックするも、直後の第6ゲームでシフィオンテクが再びブレーク。シフィオンテクは相手を寄せ付けないテニスで、第8ゲームでもリターンから流れを作ってこのセット3度目のブレーク。第1セットを先取した。
第2セットも第2ゲームでシフィオンテクが粘り強くブレークを奪う。第5ゲームではジャバーが巻き返し、相手が仕掛けたネットプレイにもしっかりと対応。ブレークバックに成功した。第1セットから一転、シフィオンテクにもミスが目立ち始め、第6ゲーム、第7ゲームでは互いにブレークを奪い合い、その後はサービスキープが続く。第12ゲームではシフィオンテクがポイント先行し、チャンピオンシップポイントを迎えるも、ジャバーの粘り強さが上回ってこれをセーブ。タイブレークへ突入した。
タイブレークでは互いにミニブレークを奪い合う展開。5-5の場面ではジャバーがミスショットを喫し、シフィオンテクが2度目のチャンピオンシップポイントを握ると、最後はジャバーのショットがロングとなって熱戦に終止符。
シフィオンテクが6月の全仏以来、キャリア3度目のグランドスラム優勝。初の全米制覇となり、2つ目のグランドスラムタイトルを手に入れた。
ゲーム経過 |
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I.シフィオンテク |
O.ジャバー |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   | |||||||
  |   |   |   |   |   |   |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはデュースの末、連続ウィナーを奪ったシフィオンテクがキープ。第2ゲームはジャバーがダブルフォルトを喫するなどミスが目立ち、デュースにもつれ込む。粘り強く攻めたシフィオンテクが2本目のブレークポイントを沈め、先にブレークを奪う。第3ゲームは互いにアンフォースドエラーが目立つ中、ここはシフィオンテクが上回ってキープ。第4ゲームはジャバーが相手のブレークポイントを2本セーブし、デュースへ。ジャバーは強烈なサービスでこのピンチをしのぎ、キープ。第5ゲームはジャバーがフォアハンドウィナーを奪ってポイントリードすると、相手が仕掛けたネットプレイにも動じず、チャンスをモノにしてブレークバックに成功。直後の第6ゲームではシフィオンテクがリターンエース、バックハンドウィナーを奪ってブレークポイントを握る。ジャバーは一度はセーブするも、ロングラリーを制したシフィオンテクが再び1ブレークアップとした。第7ゲームはシフィオンテクがこの試合初めてダブルフォルトを喫すると、ジャバーが一気に攻めてブレークチャンスを迎える。シフィオンテクは2本セーブするも、デュースの末にジャバーの粘り強さが上回り、再びブレークバック。ジャバーは直後の第8ゲームをしっかりとキープし、タイに戻した。第9ゲームは堅いディフェンスで3度ブレークポイントをしのいだシフィオンテクがキープ。第10ゲームはシフィオンテクが先にポイントを奪うも、ジャバーが逆転でキープ。第11ゲームはシフィオンテクがキープ。第12ゲームはシフィオンテクが0-30とポイント先行。シフィオンテクはチャンピオンシップポイントを握るも、ジャバーがこれを防ぎ、タイブレークへ突入した。互いミニブレークを奪い合い、5-5の場面でジャバーが痛恨のミスショット。シフィオンテクが2度目のチャンピオンシップポイントを握ると、最後はジャバーのショットがロングとなり、試合に終止符。シフィオンテクが初優勝を決めた。