全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
K.カチャノフ (18)
|
6 2 | 4 | 7 8 | 3 | 1 | |
S.チチパス (3)ギリシャ |
7 7 | 6 | 6 6 | 6 | 3 |
チチパスが初の全豪決勝へ!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月16日~29日/ハード)の男子シングルス準決勝。第1試合は、世界ランキング20位のカレン カチャノフと、同4位のステファノス チチパス(ギリシャ)が対戦。チチパスが7-6(7-2)、6-4、6-7(6-8)、6-3でカチャノフを破り、4度目の挑戦で初の全豪決勝進出を果たした。
チチパスは緩急を巧みに織り交ぜて試合を作り、カチャノフはパワフルなフォアハンドと正確なバックハンドでウィナーを狙う。第1セットはチチパスがリードを奪うと即座にカチャノフが反撃。互いに2度ずつブレークを奪いながら、タイブレークに突入。1-1から5連続のポイントで一気に有利を作ったチチパスが第1セットを先取した。
第2セットはチチパスが堅実に試合を運び、カチャノフにチャンスを与えない。互いにサービスキープが続いた終盤の第9ゲームに試合が動き、チチパスがブレークに成功。続く第10ゲームもキープしたチチパスがセットカウントを2-0とする。
第3セットもチチパスが優勢となり、第3ゲームをブレーク。そのままサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた第10ゲームだったが、ここでカチャノフが反撃。チチパスのミスを見逃さず、わずかなチャンスをものにしてブレークバック。タイブレークでもビハインドを背負ったカチャノフだったが、土壇場で圧巻の連続ウィナーを決めて形成を逆転。64分の激戦を制して第3セットを奪取した。
第4セットはチチパスが第2ゲームを早々とブレークしてリードを奪うと、その後はカチャノフの反撃を許さない。互いにサービスをキープし、チチパスのこの試合2度目となるサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた第9ゲーム。今度はチチパスがテンポよくポイントを重ねて40-0と3本のマッチポイントを得る。カチャノフも1本を返すのが精一杯で、最後はチチパスのサービスを返しきれずに決着。
終始有利に試合を運んだチチパスが、悲願のグランドスラム制覇に王手をかけた。
ゲーム経過 |
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K.カチャノフ |
S.チチパス |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第4セット総評
第1ゲームはチチパスがダブルフォルトを喫してデュースとなるが、ここは落ち着いたプレーを見せてキープ。第2ゲームはチチパスが3連続ウィナーでチャンスを作り、このゲームをブレーク。第3ゲームはチチパスが2本のサービスエースでラブゲームキープ。第4ゲームはカチャノフがサービスでポイントを重ねてキープ。第5ゲームはチチパスが4連続のポイントでキープ。第6ゲームはカチャノフが4連続でポイントを挙げてキープ。
チチパスの4-2で迎えた第7ゲームは、チチパスが安定した内容でラブゲームキープ。第8ゲームはカチャノフがサービスエースと2本のウィナーでラブゲームキープ。第9ゲームはチチパスが40-0と早々に王手をかけ、最後はカチャノフのリターンがアウト。リードを守り抜いたチチパスが初の決勝進出を決めた。