全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
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S.チチパス (3)ギリシャ |
3 | 6 4 | 6 5 | 0 | ||
N.ジョコビッチ (4)セルビア |
6 | 7 7 | 7 7 | 3 |
ジョコビッチが2年ぶり10度目の全豪制覇!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月16日~29日/ハード)の男子シングルス決勝。世界ランキング4位のステファノス チチパス(ギリシャ)と、同5位のノバク ジョコビッチ(セルビア)が対戦。ジョコビッチが6-3、7-6(7-4)、7-6(7-5)のストレートでチチパスに勝利。19年から続く全豪オープンでの連勝を28に伸ばし、前人未到となる10度目の優勝を成し遂げた。
第1セットはジョコビッチが安定したキープを見せる一方で、チチパスは苦戦。第4ゲームでジョコビッチが30-40とチャンスを迎えると、チチパスが痛恨のダブルフォルトを喫し、ジョコビッチがこの試合最初のブレーク。これを守りきったジョコビッチが第1セットを先取する。
第2セットは互いにサービスゲームをしっかりとキープする展開。第10ゲームではチチパスにセットポイントが訪れるも、ジョコビッチがミスのないプレーでこれをセーブ。その後も互いにブレークのないままタイブレークへ。序盤からミニブレークを奪い合う展開となるが、終盤に価値あるミニブレークを挙げたジョコビッチが7-4でこれを制し、優勝に王手をかける。
第3セットは立ち上がりにチチパスがこの試合初のブレークを奪うも、直後の第2ゲームでジョコビッチがブレークバック。その後は徐々に両者のポイントが安定していき、ラブゲームでのキープも増えていく。このセットも6-6となってタイブレークへ突入すると、ジョコビッチがリターンエースを決めるなど、立ち上がりから5ポイントを連取して大きくリード。チチパスも26本を数えたロングラリーを制して反撃を見せるも、あと一歩及ばず。ジョコビッチが7-5で2セット連続のタイブレークを制して勝負あり。
この勝利で2年ぶり10度目の全豪優勝を果たしたジョコビッチは、歴代最多に並ぶグランドスラム22度目の優勝を成し遂げ、世界ランキング1位返り咲きを決めた。
ゲーム経過 |
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S.チチパス |
N.ジョコビッチ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   |   | ||||||
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはチチパスが連続ウィナーでキープ。第2ゲームはジョコビッチが抜群の内容でラブゲームキープ。第3ゲームはチチパスがラブゲームキープ。第4ゲームはジョコビッチが15-30のビハインドから3連続ポイントでキープ。第5ゲームはチチパスがデュースを制してキープ。第6ゲームはジョコビッチが4連続のポイントでキープ。
互いに3-3で迎えた第7ゲームは、チチパスが強気な攻撃でキープ。第8ゲームはジョコビッチがチチパスのつかみかけたチャンスを潰してキープ。第9ゲームはチチパスが連続サービスエースでキープ。第10ゲームはジョコビッチがセットポイントをセーブしてキープ。第11ゲームはチチパスが連続のサービスエースでラブゲームキープ。第12ゲームはジョコビッチがキープし、タイブレークへ突入。
ジョコビッチが序盤にリードするが、チチパスが中盤に追いつく。それでも4-4から再びミニブレークを挙げたジョコビッチが7-4でタイブレークを制し、試合時間70分の白熱した第2セットを獲得した。