全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ（赤）
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
| 試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
|---|---|---|---|---|---|---|
C.ルード （4）ノルウェー |
6 | 6 | 6 | 3 | ||
|
A.ズベレフ （22）ドイツ |
3 | 4 | 0 | 0 |
ルードが２年連続の決勝進出！
戦評
全仏オープン（フランス・パリ／５月２８日～６月１１日／クレイ）の男子シングルス準決勝。第２試合は世界ランク４位のキャスパー ルード（ノルウェー）と、同２７位のアレキサンダー ズベレフ（ドイツ）が対戦。ルードが６－３、６－４、６－０のストレートでズベレフを破り、２年連続の決勝進出を決めた。
第１セットは、第２ゲームでズベレフがダブルフォルトとミスショットを喫し、ルードにブレークチャンスが訪れる。その後１２本のラリーの末、フォアハンドウィナーを決めきったルードが幸先良くブレークを奪う。直後の第３ゲームでは一転、ルードの連続アンフォースドエラーでズベレフにダブルのブレークポイント。ルードはデュースに持ち込むも、相手が苦戦するバックハンドを攻めてミスを誘ったズベレフがすぐさまブレークバックに成功。しかし続く第４ゲームでルードが再びブレークチャンスを迎える。ズベレフはデュースへ持ち込むが、この場面でミスショットを連発。再びルードが１ブレークアップとした。ルードのサービング・フォー・ザ・セットとなった第９ゲームは、ズベレフが相手のサービスにうまく対応してデュースに持ち込むが、ルードがかわしてキープし、第１セットを先取した。
第２セットは互いにサービスキープが続く中、試合が動いたのは第７ゲーム。ラリーが続く中、ズベレフのショットが３連続でロングとなり、ルードがトリプルのブレークチャンスを迎える。最後は前に出てきた相手にパッシングショットを決め、ラブゲームブレーク。その後は追いすがるズベレフに対し、ルードは相手を寄せ付けず。サービング・フォー・ザ・セットとなった第１０ゲームもしっかりとキープし、第２セットも連取。
第３セットは第１ゲームからズベレフはミスを修正できず、ルードがいきなりのブレーク。ズベレフは一矢報いたいが、その後は相手にブレークポイントすら握らせずに圧倒したルード。６ゲームを連取し、熱戦に終止符。ルードが２年連続で決勝の舞台に駒を進め、ノルウェー男子初のグランドスラム制覇へあと１勝とした。
| ゲーム経過 |
|---|
|
C.ルード |
|
A.ズベレフ |
- ：キープ ：ブレーク ：タイブレーク
第3セット総評
第１ゲームはルードが相手のミスショットを誘い、ダブルのブレークチャンス。ズベレフは修正できず、最後のショットも大きくロングに。ルードが先にリードを奪う。第２ゲームはズベレフが攻めて０－３０とポイント先行。しかしルードがストローク戦を制して連続ウィナーを奪うなど、４連続ポイントで逆転でキープ。第３ゲームは４０－３０からズベレフのスマッシュがネットにかかる。２度のデュースの末、ミスショットが響いたズベレフはブレークポイントを握られると、この場面で痛恨のダブルフォルト。ルードが２ブレークアップとする。続く第４ゲームはズベレフが３本のウィナーで食らいついてデュースに持ち込むも、最後はルードがサービスで攻めてキープ。第５ゲームもルードがポイント先行すると、１５－３０の場面でズベレフのショットはクリーンヒットせず。ルードがブレークポイントを握ると、フォアハンドウィナーを奪ってブレーク。５ゲームを連取した。ルードのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第６ゲームは、一矢報いたいズベレフに対し、ルードは相手を圧倒。２本のフォアハンドウィナー、サービスエースで退け、ストレート勝利。２年連続の決勝進出を決めた。