全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
C.ガウフ (6)アメリカ |
2 | 6 | 6 | 2 |
A.サバレンカ (2)
|
6 | 3 | 2 | 1 |
ガウフがグランドスラム初制覇!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月28日~9月10日/ハード)の女子シングルス決勝は、世界ランク6位のココ ガウフ(アメリカ)と、同2位のアリーナ サバレンカが対戦。ガウフが2-6、6-3、6-2のフルセットの末にサバレンカを破り、初の全米女王に輝いた。
第1セットは第1ゲームでガウフのショットが安定せず、サバレンカにブレークチャンスが訪れる。デュースの末、サバレンカが連続ウィナーを奪って幸先良くブレーク。第4ゲームでは相手の2度のダブルフォルトからチャンスを迎えたガウフがブレークバックに成功。しかし直後の第5ゲームでサバレンカの鋭いリターンにガウフが苦戦。2度デュースにもつれ込むが、3本目のブレークポイントを沈めたサバレンカが再びリードを奪う。サバレンカは第7ゲームでも相手のミスから3度目のブレークを奪い、主導権を渡さず。終盤4ゲームを連取してこのセットを制す。
第2セットはサバレンカがショットの精度を欠く中、第4ゲームに試合が動く。ガウフが食らいついてデュースに持ち込むと、サバレンカがミスを修正できずに最後は痛恨のダブルフォルト。このセットはガウフが先にリードを奪う。その後はガウフの粘り強さで流れを渡さず、このセットを奪い返して望みを繋ぐ。
ファイナルセットは序盤からガウフが冷静な判断でコースを突く攻めのテニスで4ゲームを連取。第6ゲームではサバレンカもギアを一段上げてブレークを奪うも、第7ゲームでは15-30の場面でサバレンカが痛恨のダブルフォルト。ガウフがリードを保ち、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲームを迎える。サバレンカが第2セット以降、アンフォースドエラー32本と修正が効かない中、ガウフは攻めの姿勢を貫いて一気にチャンピオンシップポイント。最後は前に出てきた相手に対し、パッシングショットを決めきって熱戦に終止符。
ガウフが母国の地でグランドスラム初制覇を果たし、アメリカ勢24年ぶりとなる10代での全米女王となった。
ゲーム経過 |
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C.ガウフ |
A.サバレンカ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはガウフが相手のショットに食らいついてブレークチャンスを迎える。サバレンカは1本しのいでデュースに持ち込むが、ガウフが深いリターンで崩していきなりブレークに成功。第2ゲームはガウフが冷静な判断でコースを突き、難なくキープ。第3ゲームはサバレンカがフォアハンドの精度を欠き、ガウフが0-30とポイント先行。その後もサバレンカはショットを修正できず、ガウフが2ブレークアップとする。第4ゲームはサバレンカが連続ウィナーでポイント先行するも、ガウフがギアを上げて連続バックハンドウィナーを含む4連続ポイントを奪い、逆転でキープ。第5ゲームは連続サービスエース、フォアハンドウィナーで切り抜けたサバレンカがキープ。第6ゲームはサバレンカが攻めの姿勢を見せてポイント先行し、一気にブレークバック。続く第7ゲームは一転、15-30の場面でサバレンカが痛恨のダブルフォルト。ガウフが深いリターンで相手を苦しめ、3度目のブレークを奪う。ガウフのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第8ゲームは、サバレンカの3連続アンフォースドエラーで一気にチャンピオンシップポイントを迎えたガウフ。最後は前に出てきた相手に対し、パッシングショットを決めきって熱戦に終止符。ガウフがグランドスラム初優勝を決めた。