全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
D.メドベージェフ (3)
|
3 | 6 5 | 3 | 0 | ||
N.ジョコビッチ (2)セルビア |
6 | 7 7 | 6 | 3 |
ジョコビッチが24度目のグランドスラム制覇!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月28日~9月10日/ハード)の男子シングルス決勝は、世界ランク3位のダニル メドベージェフと、同2位のノバク ジョコビッチ(セルビア)が対戦。ジョコビッチが6-3、7-6(7-5)、6-3のストレートでメドベージェフに勝利。今年3つ目のグランドスラムタイトルを手にし、男女通じて最多に並ぶ24度目の栄冠に輝いた。
第1セットはジョコビッチがメドベージェフの不安定な立ち上がりを攻め、第2ゲームをラブゲームのブレーク。第5ゲームでは今大会最長のラリーをメドベージェフが制すも、ジョコビッチが粘りのキープ。第8ゲームではジョコビッチが2度のブレークポイント得るも、ここはメドベージェフがセーブ。それでも続く第9ゲームをキープしたジョコビッチが序盤のリードを保ったまま第1セットを先取する。
第2セットは両者の意地が激突。長いラリーを幾度となく行い、互いにポイントを奪い合う。わずかなチャンスもあと1本が出ない互角の展開が続く。ジョコビッチが足を気にするような素振りを見せながらも、第12ゲームのピンチをしのぎ切ると決着はタイブレークへ。先にメドベージェフがリードを奪うも、ジョコビッチが気迫で追いつく。その後6-5とジョコビッチがセットポイントを迎えた場面でメドベージェフが痛恨のエラー。104分という長い長い第2セットをジョコビッチが連取する。
第3セットは早い展開で互いにキープの立ち上がり。第4ゲームでジョコビッチがメドベージェフの3本のエラーからブレークを奪うも、直後にメドベージェフがブレークバック。それでも続く第6ゲームでメドベージェフのダブルフォルトから再びチャンスを作ったジョコビッチ。これをものにして4-2とし、優勝に大きく近づく。サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第9ゲームではメドベージェフの粘りに苦しみながらも、最後は30-30から連続ポイントで決着。3時間17分の大熱戦を制したジョコビッチは、36歳という歴代最年長で自身4度目の全米制覇を果たした。
ゲーム経過 |
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D.メドベージェフ |
N.ジョコビッチ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはジョコビッチが早い攻撃を見せてキープ。第2ゲームはメドベージェフがサービスでポイントを重ねてラブゲームキープ。第3ゲームはメドベージェフが転倒する場面があるも大事には至らず、ジョコビッチがキープ。第4ゲームはメドベージェフにミスが目立ち、3本のエラーでポイントを献上。ジョコビッチが待望のブレークを奪う。第5ゲームは先程と逆の展開となり、ジョコビッチがエラーとダブルフォルトでピンチを招き、最後は15-40から再びのエラーでメドベージェフがブレークバック。第6ゲームはメドベージェフのダブルフォルトで30-30となり、続くポイントでジョコビッチが勝負のバックハンドウィナー。メドベージェフが踏ん張りきれず、ジョコビッチが再びブレークを奪う。
ジョコビッチの4-2で迎えた第7ゲームは、ジョコビッチが3連続ウィナーでラブゲームキープ。第8ゲームはメドベージェフが0-30のビハインドを跳ねのけ、4連続ポイントで逆転のキープ。第9ゲームをサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとしたジョコビッチ。最初のポイントをメドベージェフのリターンエースで失い、30-15からダブルフォルトを喫する場面もあったが、40-30としてチャンピオンシップポイントを迎える。最後はメドベージェフのフォアハンドがネットを越えず、3時間17分の激戦が決着。ジョコビッチが5年ぶり4度目の全米制覇を成し遂げた。