ブリスベン国際
ATP250 Brisbane,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- ブリスベン国際
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
J.シャルディー フランス |
2 | 2 | 0 | |
錦織 圭 (2)日本 |
6 | 6 | 2 |
錦織がストレート勝ち!決勝進出を決める!
戦評
ブリスベン国際(ATP250/オーストラリア・ブリスベン/12月31日~1月6日/ハード)のシングルス準決勝は、世界ランク9位の錦織圭(日清食品)と、世界ランク40位のジェレミー・シャルディー(フランス)が対戦。錦織がセットカウント2-0(6-2、6-2)でシャルディーを下し、今大会2年ぶりとなる決勝進出を果たした。
第1セットは第4ゲームまで互いにサービスゲームをキープする展開。シャルディーは高速サービスと強烈なフォアハンド、対する錦織は変化量の大きいサービスを左右に散らし、スライスやネットプレーでポイントを重ねる。流れが変わったのは第5ゲーム、シャルディーがダブルフォルトからリズムを崩して錦織にブレークを許すと、第7ゲームでもミスを連発して錦織に主導権を渡してしまう。錦織は第8ゲームを落ち着いてキープし、このセットを奪った。
続く第2セットは、後のないシャルディーがサービスエースを続けて決めるなど攻めのテニスを展開するが、錦織も多彩なショットで譲らない。試合が動いたのは、やはり第5ゲーム。錦織が深いストロークでミスを誘発してブレークすると、第7ゲームでは全く隙を見せずにラブゲームでブレーク。錦織は勢いそのままに、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームをキープ。最後は見事なサービスエースで、熱戦に終止符を打った。
錦織は自身3年ぶりとなるツアー制覇を懸けて、ダニル・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。
ゲーム経過 |
---|
J.シャルディー |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
シャルディーのサービスで始まった第1ゲームは、錦織が2ポイントを連取するもシャルディーがキープ。第2ゲームは錦織がラブゲームでキープした。第3ゲームはシャルディーが206キロのサービスを繰り出すなど、力で圧倒。第4ゲームはシャルディーの強打に苦しみながらも、錦織が持ちこたえた。迎えた第5ゲーム、シャルディーは最初のポイントをダブルフォルトで失うと自らリズムを崩し、錦織がブレークする。波に乗った錦織は、積極的なネットプレーと変化量の多いサービスでシャルディーを翻弄。追い詰められたシャルディーは第7ゲームでストロークのミスを連発し、錦織がこのセット2度目のブレークを果たす。錦織はサービング・フォー・ザ・セットとなった第8ゲームを逆転でキープし、ゲームカウント6-2でこのセットを奪取。錦織はアンフォースドエラーわずか5本と、安定した試合運びを見せた。