全米オープン
Grand Slam New York,アメリカ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全米オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
L.フェルナンデス カナダ |
7 7 | 4 | 6 | 2 |
A.サバレンカ (2)ベラルーシ |
6 3 | 6 | 4 | 1 |
フェルナンデスがグランドスラム初の決勝進出!
戦評
全米オープン(グランドスラム/アメリカ・ニューヨーク/8月30日~9月12日/ハード)の女子準決勝。第1試合は、世界ランク73位のレイラ フェルナンデス(カナダ)と同2位のアリーナ サバレンカ(ベラルーシ)が対戦。フェルナンデスが7ー6(7ー3)、4ー6、6ー4のセットカウント2ー1でサバレンカを破り、グランドスラム初の決勝進出を決めた。
第1セットは第2ゲームでサバレンカにチャンス。声を発しながらの強打でフェルナンデスを圧倒して、3本のウィナーを奪取。早々にブレークすると、絶好調のフォアハンドを武器に第3、第5ゲームをラブゲームでキープ。しかしフェルナンデスも第6ゲームをラブゲームでキープすると、第7ゲームはサバレンカのダブルフォルトに乗じてブレークバックする。以降は互いにサービスゲームを譲らず、タイブレークへともつれ込む。
タイブレークはサバレンカが2本連続のフォアハンドウィナーで先行するも、中盤からミスを連発。ダブルフォルトでセットポイントを与えると、リターンはネットを越えない。的を射たカウンターと正確性で上回ったフェルナンデスが、決勝進出に王手をかける。
第2セットは第1ゲームからサバレンカにチャンス。フェルナンデスのバックハンドの乱れを突き、ラブゲームでブレークする。しかし第4ゲームでダブルフォルトからリズムを崩し、フェルナンデスにブレークバックを許す。続く第5ゲームで、ブレークポイントをセーブされたサバレンカはラケットを破壊、苛立ちを隠せない。それでも第9ゲーム、再び乱れたフェルナンデスのバックハンド。逃さずブレークしたサバレンカは、第10ゲームをラブゲームでキープして、セットカウント1ー1とする。
運命のファイナルセットは、第5ゲームをラブゲームでキープしたフェルナンデスにチャンス。第6ゲームは0ー30から追いつき、2度のデュースの末にブレークする。しかしすぐさまサバレンカが反撃、第7ゲームを鮮やかなリターンエースでブレークバックする。気迫の強打にダウンザライン、さらにはドロップショットと目まぐるしい攻防が続く中、決着は第10ゲーム。2連続のダブルフォルトでマッチポイントをつかんだフェルナンデスに対し、最後はサバレンカのフォアハンドがアウト。あどけなさも残す19歳が、グランドスラムのファイナリストとなった。
ゲーム経過 |
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L.フェルナンデス |
A.サバレンカ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはデュースの末にフェルナンデスがキープ。第2ゲームはサービスで圧倒したサバレンカがキープ。第3ゲームはサイドラインを捉えるフォアハンドで、ウィナーを奪ったフェルナンデスがキープ。第4ゲームは4連続ポイントでサバレンカがキープ。第5ゲームはバックハンドで2本のウィナーを奪ったフェルナンデスが、ラブゲームでキープ。第6ゲームは2度のデュースの末に、フェルナンデスがブレークする。
フェルナンデスの4ー2で迎えた第7ゲームは、デュースの末にサバレンカがブレークバック。第8ゲームはサービスエースで先手を取ったサバレンカがキープ。第9ゲームはバックハンドで2本のウィナーを奪ったフェルナンデスがキープ。第10ゲームは、連続でダブルフォルトを喫したサバレンカがフェルナンデスにラブゲームブレークを許し、熱戦に幕。今月6日に19歳の誕生日を迎えた新星が、決勝戦へと駒を進めた。