全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
I.シフィオンテク (1)ポーランド |
6 | 5 | 6 | 2 |
K.ムホバ チェコ |
2 | 7 | 4 | 1 |
シフィオンテクが2連覇を達成!
戦評
全仏オープン(フランス・パリ/5月28日~6月11日/クレイ)の女子シングルス決勝は、世界ランク1位のイガ シフィオンテク(ポーランド)と、同43位のカロリナ ムホバ(チェコ)が対戦。シフィオンテクが6-2、5-7、6-4でムホバに競り勝ち、女子では16年ぶりとなる全仏2連覇を達成した。
第1セットはシフィオンテクが終始有利に展開。第2ゲームを早々にブレークすると、その後はムホバに反撃の機会をほとんど与えず、5-2で迎えた第8ゲームではラブゲームのブレーク。エラーわずか5本という精密なプレーでシフィオンテクが第1セットを先取した。
第2セットもシフィオンテクが3ゲームを連取する立ち上がりとなり、前セットと同じ展開が予想されたが、ここからムホバが反撃開始。第5ゲームでブレークバックを果たすと、第9ゲームもブレークしてリードを奪う。直後にシフィオンテクのブレークバックを許すも、第11ゲームを再びブレークしたムホバ。サービング・フォー・ザ・セットで迎えた第12ゲームを競り勝って第2セットを奪取した。
第3セットはムホバが抜群の立ち上がりで2ゲームをあっさりと連取。それでもここで崩れないのが女王シフィオンテク。第3ゲームで体制を立て直すと、第4ゲームでブレークバック。さらに第7ゲームでムホバにブレークを許しながらも、第8ゲームをデュースの末にブレークバック。第9ゲームをキープしたシフィオンテクは、第10ゲームでムホバのエラーからチャンスを迎え、最後はムホバ痛恨のダブルフォルトで決着。
最終盤の僅かな差で競り勝ったシフィオンテクは、昨年の全米に続く自身4度目となるグランドスラム制覇を果たした。
ゲーム経過 |
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I.シフィオンテク |
K.ムホバ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームはシフィオンテクにミスが目立ち、ムホバがラブゲームでのブレークに成功。第2ゲームはムホバが連続エースでラブゲームキープ。第3ゲームはシフィオンテクが落ち着きを取り戻してキープ。第4ゲームはシフィオンテクが2本のウィナーで0-40とチャンスを作り、ブレークバック。第5ゲームはシフィオンテクがエースを決めてラブゲームキープ。第6ゲームはシフィオンテクに3つのエラーがあり、ムホバがキープ。
3-3で迎えた第7ゲームは、シフィオンテクがダブルフォルトでピンチを背負い、この機を逃さなかったムホバが渾身のブレーク。第8ゲームはシフィオンテクが有利に展開し、3度目のブレークポイントを沈めてブレークバック。第9ゲームはシフィオンテクがブレークポイントをセーブしてキープ。第10ゲームはシフィオンテクがポイントを先行させ、15-40からムホバのダブルフォルトでブレーク。シフィオンテクが2年連続3度目の全仏制覇を成し遂げた。