ウィンブルドン
Grand Slam London,イギリス 芝
ゲームスコア
- 大会名
- ウィンブルドン
- ラウンド
- 決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
M.ボンドロウソバ チェコ |
6 | 6 | 2 | |
O.ジャバー (6)チュニジア |
4 | 4 | 0 |
ボンドロウソバがノーシードからグランドスラム初制覇!
戦評
ウィンブルドン(グランドスラム/イギリス・ロンドン/7月3日~7月16日/芝)の女子シングルス決勝は、世界ランク42位のマルケタ ボンドロウソバ(チェコ)と、同6位のオンス ジャバー(チュニジア)が対戦。ボンドロウソバが6-4、6-4のストレートでジャバーを破り、史上初のノーシードからウィンブルドン初優勝を果たした。
第1セットは第2ゲームでジャバーが先にブレークを奪うも、直後の第3ゲームではボンドロウソバがアンフォースドエラーを重ねながら、15-40から修正してデュースへ。ボンドロウソバは相手を左右に揺さぶってミスを誘い、3度のデュースの末にすぐさまブレークバック。第6ゲーム、第7ゲームでは互いにラブゲームでブレークし、終盤へ。迎えた第9ゲームは、相手の連続ミスショットでボンドロウソバがブレークポイントを握ると、ジャバーは修正出来ず。ボンドロウソバが初めてリードを奪うと、続く第10ゲームをあっさりとラブゲームキープし、第1セットを先取。
第2セットは第1ゲームでボンドロウソバがいきなりのブレーク。しかし第2ゲームでは40-0からジャバーが連続ウィナーを決め、デュースへ。2度のデュースの末、打ち合いを制したジャバーがすぐさまブレークバックに成功した。第4ゲームではジャバーが深いリターンを武器に一気にブレークを奪うも、直後の第5ゲームは一転、ボンドロウソバが攻めてブレークバック。互いに一進一退のプレーが続く中、勝負を決めたのは第9ゲーム。ボンドロウソバの緩急をつけたショットにジャバーは終始苦戦する中、このゲームはミスショットが重なってボンドロウソバにブレークを許す。大事なセット終盤でリードを奪ったボンドロウソバは、続く第10ゲームで一気にチャンピオンシップポイントを握ると、最後はバックハンドボレーを打ち込んでストレート勝利。2度目の挑戦で悲願のグランドスラム初制覇を達成した。
ゲーム経過 |
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M.ボンドロウソバ |
O.ジャバー |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはジャバーの連続アンフォースドエラーで0-30とボンドロウソバがポイント先行すると、その後もジャバーはショットを修正できず。ボンドロウソバが序盤からリードを奪う。第2ゲームは40-0からジャバーが連続ウィナーを決め、デュースへ。2度のデュースの末、打ち合いを制したジャバーがすぐさまブレークバック。第3ゲームはジャバーが2本のフォアハンドウィナーを決めてラブゲームでキープ。第4ゲームはボンドロウソバが相手の深いリターンに苦戦。ジャバーにチャンスが訪れると、一気にブレーク。続く第5ゲームはボンドロウソバが0-30とポイント先行。ジャバーが食らいついて追いつくも、ボンドロウソバが深いリターンで攻めてブレークバックのチャンス。最後はラリーを制したボンドロウソバがブレークバックに成功。第6ゲームは15-30からジャバーがコードボールを上手く処理して追いつくも、ボンドロウソバが上回り、このセット初めてのキープ。第7ゲームは3本のウィナーを決めたジャバーがキープ。第8ゲームはボンドロウソバが2本のウィナーを決めてキープ。第9ゲームはジャバーにミスショットが重なって30-40とボンドロウソバがブレークチャンスを迎えると、焦りの見えるジャバーはリターンに対応できず。ショットはネットにかかり、ボンドロウソバが大事な終盤でこのセット3度目のブレークを奪った。ボンドロウソバのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームは、3連続ポイントを奪って一気にチャンピオンシップポイントを握ったボンドロウソバ。ダブルフォルトを喫するも、最後はオープンコートにバックハンドボレーを打ち込んで熱戦に終止符。ストレート勝利で初のグランドスラム優勝を決めた。