ウィンブルドン（グランドスラム／イギリス・ロンドン／７月３日～７月１６日／芝）の女子シングルス決勝は、世界ランク４２位のマルケタ ボンドロウソバ（チェコ）と、同６位のオンス ジャバー（チュニジア）が対戦する。両者の対戦成績は３勝３敗。直近では１月の全豪、３月のＢＮＰパリバ・オープンで顔を合わせ、ともにボンドロウソバが勝利を収めている。ボンドロウソバは東京五輪の銀メダリスト。通算のツアータイトルは１勝だが、今大会は準々決勝で世界ランク４位のペグラ（アメリカ）を破るなどの快進撃で、オープン化以降初となるノーシードからここまで勝ち上がった。自身２度目、１９年全米以来のグランドスラム決勝の舞台で悲願のビックタイトル獲得を狙う。対するジャバーは、準決勝で同２位のサバレンカとのフルセットの熱戦を制し、２年連続の決勝進出。念願のアフリカ出身選手初のグランドスラム制覇へ、自身３度目の挑戦でモノにできるか。新たな歴史が刻まれる注目の決勝戦は、大会１３日目に行われる。