全豪オープン
Grand Slam Melbourne,オーストラリア ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- 全豪オープン
- ラウンド
- 準決勝
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
D.メドベージェフ (3)
|
5 | 3 | 7 7 | 7 7 | 6 | 3 |
A.ズベレフ (6)ドイツ |
7 | 6 | 6 4 | 6 5 | 3 | 2 |
メドベージェフが大逆転で決勝進出!
戦評
全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/1月14日~1月28日/ハード)の男子シングルス準決勝。第2試合は、世界ランク3位のダニル メドベージェフと、同6位のアレキサンダー ズベレフ(ドイツ)が対戦。メドベージェフが5-7、3-6、7-6(7-4)、7-6(7-5)、6-3のフルセットでズベレフに勝利し、2年ぶりの決勝進出を決めた。
第1セットの立ち上がりはズベレフが冷静に試合を展開。サービスが安定せずダブルフォルトを連発するメドベージェフから2つのブレークを奪う。終盤に激しいラリーが増える中でメドベージェフが何とか追いつくも、直後に再びリードを奪ったズベレフが第1セットを先取する。
第2セットもズベレフが優位に試合を進めて2つのブレークを挙げた一方で、メドベージェフは一度のブレークポイントも迎えられず。ズベレフが決勝進出に王手をかける。
第3セットは互いに安定したサービスキープが続き、どちらもチャンスを得られないままタイブレークへと突入する。一進一退の展開だったが、終盤の4-4から3連続ポイントを挙げたメドベージェフが反撃の狼煙を上げる。
第4セットも似たような展開となり、サービスキープが続く。第8ゲームでメドベージェフがブレークポイントを迎えるも、ズベレフがここをセーブ。そのままキープが続いて6-6となり、2セット連続のタイブレークとなる。終盤にメドベージェフが自身のダブルフォルトで大きなピンチを招くが、ズベレフは決めきることが出来ず。直後にメドベージェフがリターンエースを決めてリードを奪い、2セットを連取する。
第5セットはメドベージェフの勢いにズベレフが呑まれてエラーを連発。メドベージェフの7本に対してズベレフは21本と3倍の数字を記録してしまう。第5ゲームでメドベージェフがリードを奪うと、5-3となった第9ゲームで2度目のブレーク。劇的な逆転勝ちで4時間18分の熱戦に終止符を打った。
メドベージェフは決勝戦で初優勝をかけ、シンネル(イタリア)との一戦に臨む。
ゲーム経過 |
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D.メドベージェフ |
A.ズベレフ |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第5セット総評
第1ゲームはズベレフのサービスエースから始まってラブゲームキープ。第2ゲームはメドベージェフが安定した試合運びでキープ。第3ゲームはズベレフが攻めの形をしっかりと作ってキープ。第4ゲームはズベレフに3本のエラーがあり、メドベージェフがキープ。第5ゲームはズベレフの3連続エラーでメドベージェフに久しぶりのブレークポイント。ズベレフが2本をセーブしてデュースとなるが、メドベージェフが見事なパッシングショットで再びチャンスを迎えると、これを決めてブレークに成功する。第6ゲームもズベレフのエラーが目立ち、メドベージェフがキープ。
メドベージェフの4-2で迎えた第7ゲームは、ズベレフがポイントを常に先行させてキープ。第8ゲームはメドベージェフが0-15から4連続ポイントでキープ。第9ゲームは立ち上がりにズベレフの連続エラーでメドベージェフがポイント先行。30-30となるが、後がないズベレフが再びの連続エラーでメドベージェフがブレーク。2セットダウンからの逆転勝ちで決勝進出を決めた。