ABNアムロ世界テニス・トーナメント
ATP500 Rotterdam,オランダ ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- ABNアムロ世界テニス・トーナメント
- ラウンド
- 2回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
A.デミノール オーストラリア |
3 | 6 | 5 | 1 |
錦織 圭 日本 |
6 | 2 | 7 | 2 |
錦織が激しい打ち合いを制してベスト8進出!
戦評
ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ・ロッテルダム/3月1日~7日/ハード)の男子シングルス2回戦で、世界ランク45位の錦織圭と、同23位のアレックス デミノール(オーストラリア)が対戦。セットカウント2ー1(6-3、2-6、7-5)で錦織がデミノールに勝利。同大会2年ぶりのベスト8進出を決めた。
第1セットは錦織がコートを広く使って有利に展開。第3ゲームでブレークを奪うと、その後もデミノールの攻めをしのぎながらサービスをキープ。第9ゲームではデミノールのミスを逃さず、このセット2度目のブレークに成功。アンフォーストエラーわずか6本というミスの少ないテニスで錦織が第1セットを先取。
第2セットは終始デミノールに攻め込まれる苦しい展開。第1ゲームはなんとかキープした錦織だが、第3、第7ゲームでブレークを許した。第8ゲームでは唯一訪れたブレークバックのチャンスもしのがれてしまい、第2セットを失った。
最終第3セットでも耐える場面が多かった錦織。少ないチャンスを手にして第2ゲームをブレークするが、その後はギリギリのサービスキープが続く。そして錦織のサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた第9ゲームで、あとのないデミノールが土壇場のブレークバック。それでも第12ゲームで0-40と絶好のチャンスを得た錦織がこれを逃さず、最後はデミノールのフォアがアウトとなって決着。
互いに自信を持つ長いラリーでの消耗戦をわずかな差で制した錦織が、オーストラリアのトップ選手を破って準々決勝へと進んだ。
ゲーム経過 |
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A.デミノール |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
錦織サービスの第1ゲームはデミノールが攻撃的なリターンでデュースに持ち込むが、錦織がこれをキープ。第2ゲームは錦織も鋭いリターンで応戦するも、デミノールがキープ。第3ゲームでサービスでに苦しむ錦織はダブルフォルトもあって0-40とピンチを迎え、デミノールにブレークを許す。第4ゲームはデミノールがラブゲームでキープ。第5ゲームは錦織がラブゲームキープ。第6ゲームは錦織が粘ってデュースに持ち込むが、デミノールが199キロのサービスエースを決めてキープ。第7ゲームは錦織がこの試合初のサービスエースを決めて始まるも、30-30となってから錦織のバックハンドが連続でネットにかかり、デミノールがブレーク。第8ゲームでは錦織が30-40とブレークバックのチャンスを得るが、デミノールがしのいでキープ。錦織は第2セットを失い、セットカウントを1-1とした。