バルセロナ・オープン
ATP500 Barcelona,スペイン クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- バルセロナ・オープン
- ラウンド
- 1回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
4 | 7 7 | 6 | 2 |
G.ペジャ アルゼンチン |
6 | 6 4 | 2 | 1 |
錦織が激闘を制して、2回戦進出!
戦評
バルセロナ・オープン(ATP500/スペイン・バルセロナ/4月19日~25日/クレイ)の男子シングルス1回戦で世界ランク39位の錦織圭と、同50位のグイド ペジャ(アルゼンチン)が対戦。錦織が4-6、7-6(7-4)、6-2のセットカウント2-1でペジャを破った。
第1セットは静かな立ち上がり。互いにラリーの中でチャンスを見出し、確実にポイントを積み上げる。しかし第5ゲームで錦織にピンチ。ウィナー2本を奪われ、ペジャにダブルのブレークポイント。ここはセーブするも、3度のデュースの末にサービスゲームを失う。追い付きたい錦織は第8ゲームで2度のデュースに持ち込むも、ブレークできず。第10ゲームでは初めてブレークポイントを握るも、生かせなかった。
第2セットは第4ゲームで錦織がダブルのブレークポイントを握るも、これを生かせず。すると、第5ゲームでミスを連発した錦織がペジャにブレークを許す。不規則なスピンで錦織のラケットを押し込み、サービスでも力を見せるペジャだが、第8ゲームに落とし穴。ダブルフォルトでリズムを崩すと、機を逃さず錦織がブレークバックする。しかし第11ゲームで再びブレークを許した錦織は、いよいよ窮地に。それでも第12ゲームを圧巻のラブゲームでブレークして、タイブレークへと突入する。
3ポイントを先取したペジャだったが、錦織がドロップショットを決めるなど、一気の5連続ポイント。流れを変えた錦織がセットカウントを1-1とする。
第3セットは第1ゲームから動く。ペジャのバックハンドが乱れ、錦織が4連続ポイントでブレーク。さらに第3ゲームもブレークして主導権を握る。第6ゲームこそペジャにブレークを許すも、続く第7ゲームを鮮やかにブレーク。そして錦織はサービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームをキープ。驚異の粘りで熱き戦いを制し、晴天のバルセロナで初戦を突破した。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
G.ペジャ |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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  |   |   |   |   |   | |||||||
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームは錦織がサービスエースを決めてキープ。第2ゲームは錦織がフォアハンドでウィナーを奪ってブレークポイントを握るも、ペジャが3連続ポイントでキープ。第3ゲームは錦織が30-40からの逆転でキープ。第4ゲームはペジャが15-40からの逆転でキープ。第5ゲームは錦織のフォアハンドが乱れ、ペジャがブレーク。第6ゲームは2度のデュースの末にペジャがキープする。
ペジャの4-2で迎えた第7ゲームは、錦織がキープ。第8ゲームはダブルフォルトでリードを奪った錦織が念願のブレーク。第9ゲームはデュースをしのいだ錦織がキープ。第10ゲームはペジャのサービスが冴えてキープ。第11ゲームは錦織が0-40から追い付くも、ペジャがブレーク。しかし第12ゲームは錦織がラブゲームでブレークする。
タイブレークはペジャが3点を先行するも、錦織が怒とうの5連続ポイントで逆転。最後はペジャのバックハンドがネットにかかり、錦織が最終セットへ望みをつないだ。