BNLイタリア国際
ATP Masters 1000 Rome,イタリア クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- BNLイタリア国際
- ラウンド
- 3回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
A.ズベレフ (6)ドイツ |
4 | 6 | 6 | 2 |
錦織 圭 日本 |
6 | 3 | 4 | 1 |
錦織は逆転負けを喫し、3回戦敗退
戦評
BNLイタリア国際(ATPマスターズ1000/イタリア・ローマ/5月9日~5月16日/クレイ)の男子シングルス3回戦。世界ランク45位の錦織圭は、同6位のアレキサンダー ズベレフ(ドイツ)と対戦。錦織は6-4、3-6、4-6のセットカウント1-2で敗れ、3回戦敗退となった。
第1セットは第2ゲームでブレークを許した錦織だったが、直後にすぐさまブレークバック。互いにミスが目立つ中、第7ゲームで錦織は相手が仕掛けたネットプレイを読み切り、このセット2度目のブレークを奪う。第8ゲームでは、突風でズベレフ側のコートに赤土が舞うアクシデントがあるなど自然も味方し、錦織が6-4で第1セットを先取した。
第2セットは第3ゲームでブレークを奪い、先手を取った錦織。しかし第6ゲームでブレークバックを許すと、ギアを上げたズベレフを相手に痛いミスが重なり、5ゲームを連取されて3-6で第2セットを落とす。
ファイナルセットは第1ゲームから両者激しい攻防を繰り広げる。第2ゲームでズベレフの連続ダブルフォルトからチャンスを迎えた錦織は、見事なパッシングショットを決めてブレークを奪うと、序盤3ゲームを連取。しかし錦織の4-1で迎えた第6ゲーム。ズベレフに初めてラブゲームキープされると、勢いの増した相手に4ゲームを連取され、逆転を許してしまう。後がなくなった錦織は、粘りを見せることが出来ず、このセットを奪われて逆転負け。
先週の大会で完敗を喫した相手にほぼ互角の戦いを見せたが、わずかに及ばず。2年ぶりのベスト8とはならなかった。
ゲーム経過 |
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A.ズベレフ |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
第1ゲームはズベレフがサービスエースを決めて、キープ。第2ゲームは錦織がフォアハンドウィナーを決めて、キープ。第3ゲームは錦織がドロップショットを決めて先手を取ると、ブレークチャンスをしっかりと決め、先にブレークを奪う。第4ゲームは錦織が0-30から4連続ポイントを決め、逆転でキープ。第5ゲームはズベレフがデュースからサービスエース、ドロップショットを決めきり、キープ。錦織の3-2で迎えた第6ゲームは、錦織にピンチが訪れる。0-30と先行されると、ズベレフの深いショットに苦しみ、ブレークバックを許してしまう。第7ゲームは集中力を取り戻したズベレフがキープ。第8ゲームは錦織がパッシングショットを決めて先行するも、ここで痛いミスが目立つ。40-30から3連続ポイントを奪われ、セット終盤でブレークを奪われた。ズベレフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームは、ズベレフがセットポイントで2度のダブルフォルトを喫するなど、相手のミスからチャンスが訪れた錦織だったが、5度のデュースの末にズベレフがなんとかキープ。第2セットを奪取した。