全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 4回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 (7)日本 |
6 | 6 8 | 6 | 6 8 | 7 | 3 |
B.ペール フランス |
2 | 7 10 | 2 | 7 10 | 5 | 2 |
2日間にわたる勝負は錦織に軍配。タフゲームを制し錦織ベスト8進出!
戦評
全仏オープン(グランドスラム/フランス・パリ/5月26日~6月9日/クレイ)の男子シングルス3回戦で、第7シードで世界ランキング7位の錦織圭(日清食品)と、第31シードで世界ランキング38位のブノワ ペール(フランス)が対戦。日没サスペンデッドで2日間にわたった激闘は、錦織がセットカウント3-2(6-2、6-7(8-10)、6-2、6-7(8-10)、7-5)のフルセットで勝利。2年ぶり3回目のベスト8進出を決めた。
前日、第1セットを先取した錦織は、第2セット序盤も優位に立ったがブレークチャンスを活かせず。タイブレークの末にセットカウント1-1で並ばれてしまう。しかし第3セットは錦織が先にブレークに成功すると、ペールに1度もブレークポイントを与えることなくセットを奪う。ここで既に現地時間21時半をまわり日没サスペンデッドとなった。
第4セットから再開となった日没順延のゲームは、ペールの強打とドロップショットに対して疲れの見える錦織が苦しむ展開。タイブレークにもつれると、錦織は2本のマッチポイントを握るも、セットカウント2-2に追いつかれてしまう。
ファイナルセットもペールにリードされ、第9ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチの窮地に追い込まれたが、ここから錦織が持ち前の粘りを発揮。ブレークバックから怒涛の4ゲーム連取で逆転勝利を掴んだ。
準々決勝は、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)との対戦となる。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
B.ペール |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第5セット総評
ファイナルセット第4ゲームで錦織は、15-40とダブルのブレークポイントを握られると粘れず先にブレークダウン。要所でエラー、ダブルフォルトとミスが重なる錦織に対し、強打とドロップショットを織り交ぜたペールが勢いに勝り2-4とリード。第7ゲームではミスの続いたペールから逆に錦織がブレークバックを奪ったが、第8ゲームでペールの攻勢をしのげず、再びブレークを奪われてしまう。しかし窮地に立った錦織はここから巻き返し、2本のチャンスからブレークバックに成功。5-5のイーブンに戻した錦織は、続く第11ゲームもブレークに成功し逆転。サービング・フォー・ザ・マッチの第12ゲームも奪った錦織が勝負強さを見せて勝利。ベスト8進出を決めた。