楽天ジャパン・オープン
ATP500 Tokyo,日本 ハード(室内)
ゲームスコア
- 大会名
- 楽天ジャパン・オープン
- ラウンド
- 2回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
B.ペール フランス |
3 | 5 | 0 | |
錦織 圭 (3)日本 |
6 | 7 | 2 |
第12ゲームは錦織がキープ。ゲームカウント7-5で第2セットを制し、準々決勝進出!
戦評
楽天ジャパン・オープン第3日は10月3日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ(アリーナ1)で行われ、男子シングルス2回戦で、第3シードの錦織圭(日清食品)が世界ランク63位のブノワ・ペール(フランス)と対戦。錦織はセットカウント2-0(6-3、7-5)でペールを破り、3年ぶりのベスト8入りを果たした。試合は序盤から錦織のペース。第1セットは剛柔織り交ぜたバックハンドストロークに、巧みなネットプレーでペールを揺さぶり、第1ゲームから5ゲームを連取。主導権を渡さなかった。第2セットはペールが力強いバックハンドで錦織を苦しめ、第1ゲームから3ゲームを連取。しかし錦織は安定したストロークをワイドに散らし、足を使った我慢強いテニスで5ゲームを連取。苛立つペールを意に介さず、準々決勝へと駒を進めた。試合時間は1時間27分。錦織は試合後、「危ない場面もあったが、集中力を保つことができた。さらにギアを上げたい」と話し、次戦への自信も覗かせた。錦織は大会5日目の準々決勝で、ステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。
ゲーム経過 |
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B.ペール |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第2セット総評
ペールのサービスで幕を開けた第2セット。次第に強さを増すペールのサービスとストロークが、試合の流れを変える。第2ゲームは錦織のミスを誘い、ペールがブレーク。続く第3ゲームも19本のラリー、2度のデュースを制してペールがキープ。迎えた第5ゲームは3度のデュースを錦織が制してブレーク。波に乗った錦織は第6ゲームをキープ、さらに第7ゲームをブレーク。ペールはネットを蹴り、ラケットを叩きつけ、冷静さを欠く。錦織の勢いは止まらず、第8ゲームまで5ゲームを連取する。ところが、第9ゲームでアクロバティックなボレーを決めたペールが息を吹き返し、2ゲームを連取。第11ゲームは咆哮するペールに対し、錦織が粘り強く攻めブレーク。錦織はサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームを見事キープし、ゲームカウント7-5。ストレート勝ちを収め、8強入りを決めた。