バルセロナ・オープン
ATP500 Barcelona,スペイン クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- バルセロナ・オープン
- ラウンド
- 2回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
7 7 | 4 | 6 | 2 |
C.ガリン (13)チリ |
6 5 | 6 | 1 | 1 |
錦織がフルセットを制し、3回戦へ進出!
戦評
バルセロナ・オープン(ATP500/スペイン・バルセロナ/4月19日~25日/クレイ)の男子シングルス2回戦で世界ランク39位の錦織圭と、第13シードで世界ランク22位のクリスチャン ガリン(チリ)が対戦。錦織が7-6(7-5)、4-6、6-1でガリンに勝利。3回戦進出を決めた。
第1セットはまさに接戦。クレイコート巧者同士の激しい打ち合いで、互いに3度ずつのブレークと互角の展開。タイブレークとなっても一進一退だったが、錦織が僅かに上回って第1セットを先取。トータルポイントは51対50と紙一重だった。
第2セットになるとガリンが落ち着いたプレーから有利に展開。2-2で迎えた第5ゲームをデュースの末にブレークすると、その後は錦織に反撃のチャンスを与えなかった。ガリンが第2セットを獲得し、決着は最終セットへ。
第3セットに入ると錦織のフォアハンドが素晴らしい精度を見せ、形勢は一気に錦織へ。第1ゲームをキープ、第2、第4ゲームをブレークすると、第3、第5ゲームではガリンの驚異的な粘りを振り切り、立て続けの5ゲーム連取。そのまま第7ゲームもキープして勝利を決めた。
2時間半を超える熱戦を制した錦織は、3回戦で「赤土の王者」第1シードのラファエル ナダル(スペイン)に挑む。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
C.ガリン |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | Tie |
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- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲームをガリンがキープしてスタート。第2ゲームは錦織が2本のダウン・ザ・ラインでピンチをしのいでキープ。第3ゲームは錦織のドロップショットが決まり、ガリンのダブルフォルトもあって錦織がブレークに成功。第4ゲームは錦織がゲームポイントを迎えたが、ガリンが粘り強く攻めてデュースに持ち込みブレークバック。第5ゲームは錦織がデュースに持ち込むも、ガリンが粘りのディフェンスでこれをキープ。第6ゲームはラリーの応酬となったが、3度のデュースの末にガリンがブレーク。
錦織の2-4で迎えた第7ゲームは、錦織が30-40とブレークのチャンス。最後はガリンのセカンドサービスに強烈なリターンをぶつけた錦織がブレークバックに成功。第8ゲームは互いにショットのミスがあったが、錦織がなんとかキープ。第9ゲームは錦織が0-40とリードするも、ガリンが3連続ポイントでデュースに持ち込む。しかしそこから連続ポイントを奪った錦織がブレークに成功。錦織のサービング・フォー・ザ・セットで迎えた第10ゲームだったが、錦織のミスもあってガリンがブレークバック。第11ゲームは錦織のリターンエースから始まったが、ガリンが4連続ポイントでキープ。第12ゲームはデュースとされたがキープした錦織。
タイブレークは互いに3度ずつミニブレークを重ねる互角の攻防。6-5で迎えた錦織が最後に渾身のフォアハンドボレーを決めて75分に及んだ第1セットを先取。