ナショナルバンク・オープン
ATP Masters 1000 Toronto,カナダ ハード(室外)
ゲームスコア
- 大会名
- ナショナルバンク・オープン
- ラウンド
- 1回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | SET |
---|---|---|---|---|
M.ケツマノビッチ セルビア |
4 | 7 7 | 2 | 1 |
錦織 圭 日本 |
6 | 6 5 | 6 | 2 |
錦織が1回戦を突破!
戦評
ナショナルバンク・オープン(ATPマスターズ1000/カナダ・トロント/8月9日~15日/ハード)の男子シングルス1回戦。世界ランク55位の錦織圭は、同59位のミオミル ケツマノビッチ(セルビア)と対戦。錦織が6ー4、6ー7(5ー7)、6ー2のセットカウント2ー1でケツマノビッチを破り、2回戦進出を決めた。
第1セットの序盤は、互いにサービスキープ。強打を誇るケツマノビッチに対し、錦織は丁寧なストロークでポイントを重ねる。先にチャンスを迎えたのは錦織。第5ゲームでリターンエースを決めると、この試合最初のブレークポイントを生かしてブレーク。続く第6ゲームをラブゲームでキープする。ケツマノビッチは第7、第9ゲームをラブゲームでキープして重圧をかけるも、錦織は揺るがず。鮮やかなジャックナイフを決めて、第10ゲームをキープした。
第2セットは第2ゲームで錦織にピンチ。フォアハンドの乱れからブレークポイントを握られると、やはりフォアハンドがネットにかかり、先手を奪われる。しかし第3ゲームは、レシーブから流れをつかんだ錦織がブレークバック。以降は試合が動かず、ケツマノビッチは第5、第9ゲームをラブゲームでキープ。錦織は好調なフォアハンドでウィナーを重ねて譲らない。第11ゲームは錦織が0ー40から追いつくも、ケツマノビッチがキープ。第12ゲームは錦織がキープして、タイブレークにもつれ込む。
タイブレークはケツマノビッチが優勢。錦織は3ー5からロビングを決め、さらに同点としたがリードは奪えず。ラリーでポイントを落とし、セットカウント1ー1となる。
第3セットは第2ゲームで錦織にチャンス。ダブルフォルトを喫したケツマノビッチに対して攻勢を強め、ラブゲームでブレークする。さらに第4ゲームもブレークした錦織だが、第5ゲームは強打に屈してケツマノビッチにブレークバックされる。しかし第7ゲームをラブゲームでキープした錦織は、第8ゲームを再びラブゲームでブレーク。熱戦の末に初戦を突破した。
ゲーム経過 |
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M.ケツマノビッチ |
錦織 圭 |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第3セット総評
第1ゲームは、3度のデュースを制した錦織がキープ。第2ゲームはフォアハンドでウィナーを奪い、ネットプレーを制した錦織がラブゲームでブレーク。第3ゲームは錦織がキープして、序盤3ゲームを連取。第4ゲームは、リターンエースを決めた錦織が再びのブレーク。第5ゲームは、3連続ポイントでケツマノビッチがブレークバック。第6ゲームは、2本のウィナーを奪ったケツマノビッチがキープする。
錦織の4ー2で迎えた第7ゲームは、錦織がラブゲームでキープ。第8ゲームは、錦織が再びのラブゲームブレーク。2時間7分の戦いを制して、2回戦に駒を進めた。