全仏オープン
Grand Slam Paris,フランス クレイ(赤)
ゲームスコア
- 大会名
- 全仏オープン
- ラウンド
- 2回戦
- 試合開始日時
試合終了 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET |
---|---|---|---|---|---|---|
錦織 圭 日本 |
4 | 6 | 6 7 | 6 | 2 | 2 |
S.トラバグリア イタリア |
6 | 2 | 7 9 | 4 | 6 | 3 |
錦織 圭は3回戦進出ならず フルセットの激闘に力尽きる
戦評
全仏オープン(グランドスラム/フランス・パリ/9月27日~10月11日/クレイ)の男子シングルス2回戦。世界ランク35位の錦織圭は、同74位のステファノ トラバグリア(イタリア)と対戦。錦織はトラバグリアに4-6、6-2、6-7(7-9)、6-4、2-6のセットカウント2-3のフルセットで敗れ、惜しくも3回戦進出はならなかった。
第1セットは第1ゲームから動く。錦織がフォアハンドのミスを連発し、トラバグリアがブレーク。しかし第6ゲームは錦織が鮮やかなパッシングショットでリードを奪い、そのままブレークバック。ところが直後の第7ゲーム、再び錦織のフォアハンドが乱れ、トラバグリアがブレーク。迎えた第10ゲームをキープしたトラバグリアがこのセットを先取した。
第2セットは第4ゲームで錦織にチャンス。強打を粘り強くしのぎ、3連続ポイントでブレークする。さらに第8ゲームでも優位に立った錦織は、相手のダブルフォルトで再びのブレーク成功。セットカウント1-1とする。
第3セットは第1ゲームでトラバグリアがブレーク。しかし錦織が第8ゲームでブレークバックし、タイブレークへと持ち込む。2ポイントを先行した錦織だったが、トラバグリアがリターンエースやドロップショットで対抗。錦織が先にセットポイントを迎えるも、トラバグリアが粘りを見せる。7-7から勝負に出た錦織は、バックハンドでのリターンエースを狙うも、これがアウト。続くポイントも失った錦織が、このセットを落とす。
第4セットは第5ゲームで錦織がブレーク。トラバグリアのバックハンド側を攻めて0-30から4連続ポイントを奪うと、第7ゲームでもブレーク。第8ゲームこそトラバグリアにブレークバックを許すが、第10ゲームをキープした錦織が最終セットへ望みをつなぐ。
第5セットはトラバグリアの強打が錦織を苦しめる。第2ゲームで2度のデュースの末にブレークすると、第6ゲームではフォアハンドウィナーを決めてブレーク。後がなくなった錦織は第7ゲームを奪い返したが、第8ゲームもトラバグリアのフォアハンドに屈して、激闘に終止符。随所で飛び出したダウンザラインに、鮮やかなネットプレーと持ち味を披露した錦織だったが、最後は力でねじ伏せられ、花の都に別れを告げた。
ゲーム経過 |
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錦織 圭 |
S.トラバグリア |
- :キープ :ブレーク :タイブレーク
第1セット総評
第1ゲームは錦織のフォアハンドが3本続けて外れ、まさかの0-40。2ポイントを返したが、トラバグリアが早々にブレークする。第2ゲームはトラバグリアが0-30からの逆転でキープ。第3ゲームは錦織が先手を奪うと、緩いサービスも使ってキープ。第4ゲームはトラバグリアが0-40から5連続ポイントを奪い、キープ。第5ゲームは錦織がサービスでオープンコートを作り、キープ。第6ゲームは錦織が30-30からパッシングショットを決め、ブレークバックに成功。
第7ゲームは、錦織のストロークを鋭角に弾き返したトラバグリアがブレーク。第8ゲームは4度のデュースの末に、トラバグリアがキープ。第9ゲームは錦織がラブゲームでキープする。トラバグリアのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームは、打点の高いストロークで主導権を握ったトラバグリアがキープ。このセットを6-4で先取した。